2020年4月10日金曜日

来週火曜日から「在宅勤務」へ移行


元来なら本日は「延期した入学式」の日だったが政府の緊急事態宣言でやむなく中止とした。私は学院神社の御前に立ってピカピカの入学生と共に神前奉告の姿を想像した。このように私は「ぐずぐず」と今更仕方のないことを引きずって自分自身を落ち着かせる性向がある。余り良くない性格かも知れないが「さっぱり、あっさり」と割り切る人は余り信用できない。深い考察や思い入れがあるのかと疑ってしまう。そう、私は疑い深い面もある。要は「様々な見方をし、考えるという作業が大好き」なのである。今日は新入学生を含めて高校、中学の全生徒に「課題」を「がっぽり」と送った。一般的に生徒は喜ぶ筈はないが、保護者は喜んでくれるだろう。生徒とはそういうものだ。





大阪では感染者が新たに98人も出たという。これで累計616人だから完全に危険域に入って来た。吉村知事は「これまでと違うレベルに入った」と述べている。私は昨日管理職と議論し、来週火曜日から「在宅勤務」を導入する結論を出し、教職員への説明に入った。中高ともに校長が「朝礼」で説明したと報告を受けた。
在宅勤務とは学校に来ずに自宅で仕事をして貰うことだ。テレワークとは、インターネットなどを活用し勤務場所や勤務時間にとらわれず柔軟に働く方法の総称であり、少しニュアンスが違うが広い意味では職場に来なくて自宅で仕事の成果を出して貰う「働き方改革」の一つである。







学校は生徒と顔を突き合わせて教育する場所である。これは不変の原則だ。従って一部の企業みたいに在宅勤務が学校において可能など現状ではあり得ない。全くマッチする訳がないがこのような非常事態には仕方がないと踏み切ったのである。ただし今回の事例は後々の判例?になりうるから一斉勤務日を設けるなど「ある程度のしばり」をかけた。趣旨は「感染拡大の防止」が主軸であり、本来生徒が登校できない休業期間についても、 教職員は 通常勤務 を行い、緊急対応に備えながら教材研究・資料作成等の業務にあたるべきところではあるが、大阪府教育庁私学課からの通知を受け、「緊急事態宣言」発令期間における 教職員の 健康管理と感染拡大防止の観点から、 勤務体制・職場環境についてのガイドラインを設定したのだ。だからこれは自宅で休養・静養などの目的ではない。在宅勤務期間中の教職員が「密かに密閉、密集、密接」の場所に出かけて感染しましたなどでは「笑い話」では済まなくなる。私を含めての話だがね。