2019年5月23日木曜日

「中学校社会科、育鵬社の教科書」


昨日の浪速ベーカリーショップ“BULL”のリニューアルオープンに関して先着400人への焼き立てパン2個のプレゼントの試みは「まずかった」と些か反省している。モニター放送で私が以上で終わります」と言った1分後には高校1年生の男子生徒が息を切らして表れた。教室は7階の生徒であったから階段を走り、突っ走って来たに違いない。ちょっと間違えば大怪我をする可能性があったと思う。従って明日の高校2年生、明後日の3年生への配布は先着400人とする方式は止めて一人一人に教室で配る方法に改めた。但し合計1500人もいるので一人2個とは行かないから一人一個とし、担任の教諭から校長メッセージを読み上げて変更を伝え、理解して貰うことにした。想定はしていたが想像を絶した大人数で盛り上がりはしたが、少し考えが甘かった。

 


中間試験も終わり、天空レストランの再始動も順調である。特に今回新たにスマホの「ラインLINE」で配信できるようになった。全校生徒へ当日のメニューやレストランのトピックスなど調理会社が全校生徒の希望者に配信することが出来るようになる。少しでも有効な情報を生徒に発信し、「利用率を上げる努力」をして貰いたい。又生徒生活指導部に対して指示を出した。6Rは有料のレストランであって委託業者が運営している場所だ。全ての生徒の食堂ではない。家からの弁当持参でそれをレストランでとることは全く想定していない。あくまでレストランは喫茶と喫食の場であり、お金を払って食事に来た生徒の据わる場所がないなどはあってはならない。これはレストランへの「持ち込み」であるからこの点を生徒に理解して貰うようにしなければならない。

 



次の大きなイベントは来週27日、月曜日の橿原神宮での吹奏楽部のよる「海道東征浪速」の奉納演奏である。関係の教職員が見事に準備を進めてくれ、後は当日を待つだけである。参加する人数は総勢で250人を超えた。本法人の理事や評議員、クラス代表の生徒、PTA役員、保護者などだ。バス7台に分乗して赴く。橿原神社庁も極めて好意的と言うか有難いくらいの配慮いただき奈良の新聞各社の取材手配までして頂いた。今日はそれとは別に産経新聞大阪の記者が見えられて取材を受けた。丁度今産経は朝刊1面で初代神武天皇の「海道東征」をシリーズで報道しており最高のタイミングである。しかしこのY記者とも長い付き合いになった。今でも平成24年に共に鹿児島から宮崎にかけての神武天皇の足跡を辿った旅を思い出す。

 
 


14時からは出版社育鵬社の副編集長が見えられて暫く懇談した。この方とも長いお付き合いである。私は大阪で最初に中学生の社会科の教科書に育鵬社の歴史、公民の両方の採択を決め、授業で使っている。平成24年の事だったと思う。生徒達に正しい歴史観を有して貰わないと神社神道の私立学校として骨が無くなる。その点、育鵬社の歴史教科書は「初代神武天皇から新帝」まで明確に我が国の歴史が書かれており素晴らしい。しかし今でもあの時の外部からの私への圧力は凄いものがあった。その組織のバックはアジアの2国であるが今でも国同士で関係がギクシャクしている。

 



国同士、仲良くしなければならないだけに国の歴史を正しく未来を担う子どもたちに教えて行くのは本校のミッションの一つである。避けてはいけないのである。今日も育鵬社から感謝された。本校の採択がきっかけになって当時全国で0.4%程度の採択率が今や7%にまでアップして来たと言う。特に大阪の公立中学校では、東大阪、大阪市、泉佐野市、四条畷市などが育鵬社の教科書を採択している。学校単位でも超進学校である同志社香里さんでも歴史、公民共に使われている。心強い限りである。とにかく教科書採択は「微妙」な問題であるが、何時までもそのようなことを言っていては自分の国を知らず、愛せないような人間になってしまっては本当の亡国の始まりだ。学校の教科書は極めて重要である。この感覚は学校外の方々には分かり辛いだけに理事長や校長が頑張らねばならない。