例の「ノム」さんと言われる愛称で呼ばれる元プロ野球監督の野村克也さんが「平成で選ぶベストナイン」として選ばれた「中継ぎピッチャーが遠山奨志」さんだ。ちなみに先発はダルビッシュ有氏で抑えは佐々木主浩氏とあった。この度ご縁があってこの名選手「遠山奨志」氏と契約を結んで本校の硬式野球部の理事長付特別コーチの就任戴く運びになった。縁と言う物は摩訶不思議なモノで人とのつながりでこのようにして繋がっていく。
遠山さんは知らない人がいないくらいの有名なお方で昨日も生徒にこの方を知っている者は手を挙げなさいというと皆、一斉に上げた。確かにテレビでの野球解説で良く出演されている。熊本県八代第一高校時代では素晴らしい実績でピッチャー69勝3敗、ノーヒットノーラン11回、打者としては打率は.440で35本塁打だから本当に凄い選手だった。だから1985年のドラフトでは阪神から1位指名、すぐ1軍ロ―テーションに入り、8勝を上げる。
しかしそのような球歴よりもお会いして素晴らしいのはそのお人柄だ。何事も大事を成す人は結局、とどのつまりは「人間性」なのである。暫くお話しして私は直ぐに気に入った。是非宜しくお願いしますと頭を下げて握手した。丁度監督が交替し、浪速ふくろうベースボールスタジアム」も完全にリニューアルしたばかりであり、「新生硬式野球部」には丁度良い外部指導者にご縁が出来たのも神様のお蔭だと思った。遠山さんも「このような素晴らしい高校生の球場は初めて見ました」と言ってくれた。世代は清原、桑田世代だから51歳、働き盛りの年代である。
何故このような功成り名を遂げた方がアマチュア野球に興味関心を示すかは私には分かるような気がする。遠山さんも高校時代が自分の原点だと思われているのだろう。縁あって大阪の地で活躍し、この地で家庭を持ち、今、もう一度明日を担う高校生の為に野球というスポーツを通じて社会に恩返しというか、はたまた自分の再生かもしれないが、是非宜しくお願い致したいと思う。大変お忙しいお方だがお時間があれば来て、生徒に声をかけてやって欲しいと思う。遠山さんも「生徒とコミニュケーション」をとりたいと言われていた。令和元年から浪速高校野球部は変わって行くのではないか。温かく、長い目で見ながら応援していきたいと思う。