制服製作会社の(株)トンボさんから中学生1年生の夏服である「ワンピース」の第二次試作品が出来上がり4体が本日運ばれてきた。この4体で二次選考に入る。第一次は12体用意し生徒の反応を伺った上で絞り込んだ4体である。一次では多くのご意見を戴いた。特に「汗染み」の問題、裂地が薄い事による「透け」の問題等「万全の対策」を取った試作品である。今後の段取りとして、この4体を中学生の入っている西館に並べ、まず中学1年女子生徒のアンケートを取り、人気上位の2体を選ぶ。その後上位1位と2位の決選投票で最終案とする。早く生地を用意しなければならないからゆっくりはできない。
このワンピースは制服としないことを決めた。「真夏のオルタナティブ」である。言わば第二制服ではあるが絶対に着なければならないことはない。生徒の中には当然「体形を気にする」人もいるだろう。知人からも体形とワンピースの相性などのアドバイスがあった。多感な年代であるからブラウスにスカートを選択する者も当然いて不思議ではない。
「偉大なる実験」として今回のワンピースは学校からの「貸与」とした。費用は大した金額ではない。生徒の事を思い、常に新しいことにチャレンジすることが重要である。中学1年の女生徒数は31人だが果たして何人が手を挙げてくるだろうか。極めて興味がある。期間はそれぞれの生徒の採寸を済ませ、メーカーさんが急いで作製してくれるだろうから、恐らく6月後半の某日から一斉に「ワンピース姿の女生徒の集団」が目に入ることになるのではないか。9月末を最終日とする。