2019年5月17日金曜日

「ワンピース」第二弾・・理事長の敗北か?


しかしながら「参った、参った!」と言わざるを得ない。このようなデータを突き付けられて少し凹んだ。昨日中学校の生徒生活指導部長から「夏服 ワンピース」の生徒アンケートについて報告があった。結果は「理事長の完全敗北」である。ワンピースの夏服人気にメラメラと火が燃え盛るとまでは思っていなかったが、逆に中学生から「水をぶっかけられた」感じだ。まさか「ここまで?」と言う感じだ。 

 
 


色は圧倒的に試作品2番のグレーだった。比率は実に73.3%に上る。私を含めてオジサン連中の予想は3番のブラウンを予想していたが、これはわずか10%の3位だった。面白いのは「えりのデザイン」「袖口のデザイン」「胸元のデザイン」「前ボタンのデザイン」の全てに亘って試作品番号2番のグレーがトップだった。ただ一点「ウエストのデザイン」は1番ブルーのデザインがトップで、グレーのデザインは2番手であった。ことごとく予想が外れた。

 


ショックな事は「貴女は試作品の試着をしてみようと思いますか?」の問いに対して「するが40%」「しないが60%」だった。結局31人の中一女生徒のうちわずか12人しか希望しないと言う事だ。全て費用は学校が出し貸与すると言うのに「要りません!」という答えなのである。理事長・学院長として中学1年生の女生徒の気持ちを分かっていなかったなと、つくづく感じたが、私はまだまだ諦めない。最後の最後の挑戦に挑む積りだ。これくらいでへこたれていては大望は叶うまい。

 


予定通り、12人の希望者に正式採寸を行い、ワンピースを作って貸与する。グレーの色は定番だろうから布地の手配は比較的楽だろう。とにかく至急に製作するように指示を出した。ここで止めては希望者に申し訳が立たないし、実際のワンピース姿を見れば女生徒の気持ちも変わって来るかも知れないという「弱い期待」もある。M理事が慰めてくれた。「今の制服が素晴らしいということですよ」と言うが、それにしても学校における制服の有する重要性に今更ながら感じ入った。確かに昔から「制服に安易に手を付けるな!入学者数に影響する!」というのは本当の事だと思い知った。