「先生、あの選手たち、うちにくれませんか?」と複数の私立大学の監督さんが、本校の女子テニス部の顧問に声をかけたそうだ。この女子選手はまだ高校1年生だが既にこのような有名大学からスポーツ推薦入学の話が出るなど、今まで余り聞いたことがない。本校女子硬式テニス部の話である。昨日大阪の春季テニス大会の団体戦があり、そのうちの1人の選手は3番手に登場し、前2試合は1-1でシーソーゲームになり、最終試合に臨んだそうだ。さぞプレッシャーはきつかっただろう。
結果的には惜しくも6-8で敗退したが、前述の通り見る者を感動せしめるくらいのゲーム内容だったのだろうと思う。だから試合は惜敗しても大学関係者からスポーツ推薦の声がかかった。部創設以来初めて本校の女子硬式テニス部は堂々の準決勝まで勝ち進んだのである。公立私立含めて強豪ばかりの128チームが競い合う中で準決勝進出は悪くはない。顧問の先生は数年以内に全国大会で優勝するとまで言ってくれた。彼の言うことは大風呂敷ではない。その証拠に確実に実績を残してくれている。
例えば中学校のテニス部は最早全国大会を制している。3月28日から30日にかけて高松市の総合運動公園テニスコートで行われた「全国選抜中学校テニス大会では浪速中学校女子団体が全国優勝」を成し遂げた。又、男子は2年連続の準優勝である。6月号の有名なテニス雑誌は浪速を極めて好意的に扱って大きな記事にして頂いている。嬉しい限りだ。このようにして硬式テニス部は中学・高校共に全国区になっていく。
私は「空手道部につぐ全国レベルのクラブ」として硬式テニス部を考えておりその為に「美原スポーツキャンパスに八咫烏庭球倶楽部」を作った。何と昨日は国体予選の決勝がここで行われた。国体予選の会場となったのである。素晴らしい。あのようなスーパーハードコートを本校の為だけに使用するのではなくて、大阪のテニス愛好家の為に大いに開放してあげたいと思う。この為に堺市選出の府会議員の先生に会いお話ししたところだし、今後美原区選出の堺市の議員の先生とも会うつもりである。更に大きな枠組みで有名テニスメーカーともタイアップして行きたいと考えているところだ。