今日は久し振りの「職員会議の日」であった。前回が初出の日の1月5日だったから一カ月振りである。今でも普通の学校では月度2回か多い所では3回も職員会議を有しているところがあるらしいが私に言わせれば旧態依然の「20世紀の学校」だ。本校では全教職員が揃って出席する職員会議など無くしても良いくらいである。未だ法的にも担保されている職員会議を無くするなどは学校文化で言えば画期的、破壊的なことで「信じられなーい!」の声が上がってもおかしくない。ただ私は最低月度一回くらいはその学校のトップが教職員のお顔を見ながら必要な事を「肉声」で伝達し、指示や指導をすることは極めて重要であると思っているから継続している。パソコン伝達と肉声伝達はやはり違う。
まず手始めは「勤務管理システム」の導入であった。教職員の時間管理システムなど無かった時代に私はまず「タイムカード」を入れた。しかし「時代遅れ」の代物で正直恥ずかしかった。その後苦労して金策に走り、全教職員にパソコンを貸与した。当時は資金がなく銀行で融資を受けて購入したのである。校内に「光ケーブル」を一部の教職員が敷設してくれ、ソフトウエアとして「イントラネットシステム」を自らの手で開発した。当時は学校の教職員の勤務管理を自前のパソコンとソフトでやるなどは革新的で他校から見学に来たくらいだった。当然、この中には「掲示板」としてあらゆる情報がタイムリーの発信できたのである。これが「ペーパレス職員会議」の始まりであった。今でも本校の職員会議は資料などない。事前にイントラで情報を全員が共有しているからである。
私は今日の職員会議でここに至る経緯を説明し、これが「価値ある仕事」だと声を大にして評価した。「現状分析」「課題認識」「比較検討」「試験的導入」「本格的導入」そして「手直し」「評価」と繋がっていく業務手順である。最初にこのシステムを探し出したKさんも偉いがそれを受け入れ評価し全体に展開した情報企画部も偉い。素晴らしい仕事であった。私はこのシステムを「新就業管理システム」から「ワークサポート」と呼称することとした。Kさんに考えるよう指示し出て来た数案の中からこのワークサポートを採用した。今日以降イントラネットを完全削除しワークサポートが公式な全教職員の「セルフ就業管理システム」である。