朝方、雪が舞ったが、今日は高校の1.5次入試の日で予定通りの受験生が寒い中を元気に登校して来た。殆どは先の本試験の日に体調不良等の理由があって今日にスライドした受験であるが、新規の受験生が結構参加してくれた。全て専願希望だから合格すれば入学決定となる。学校は通常の授業中だから「囲い」などをして静かな環境を考え、試験会場を2クラス用意した。国語から社会科まで5科目を前回と同じように行い、手順通りにしっかりと行った。高校校長と時間調整を行い16時過ぎに合否判定を行った。これは1次試験の受験者数2000人オーバーなどに比べ人数も少ないので校務運営委員会は開かず、管理職と関連の教諭で行った。
中学校の校長、教頭が中学3年生の修学旅行に気を使いながら準備を進めている。「どうしても連れて行きます!」と張り切っている。5波や今回の6波で伸び伸びになっており、3月のこの機会を失えば「万事休す」でこの学年は修学旅行無しでの高校進学となる。「3月4日出発で3月7日帰着の3泊4日の旅程で、広島、呉、山口秋芳洞、島根萩、出雲大社方面」だ。この地域は現在まん延防止措置の取られているところであるが、行き先の代替案を既に検討済みで、エージェントのHISさんと行先のコロナ情報を確認しながら準備を進めている。呉の大和ミュージアムと広島の平和公園だけが現在閉館中とのことで宮島の厳島神社を代替えに入れている。保護者とは何回も連絡を取り合い、中には欠席希望者もいるが、大半が「修学旅行に行きたい、行かせたい」との事であり、理事長としても「中止命令」は出せないから「ゴーサイン」を出さざるを得ないと思っている。
1年後の令和5年度入学者を想定した新校舎の建設計画が順調に進んでいる。まず決めなければならないことは「建物の配置」である。真田丸デッキに合計8教室分の教室をまず来年3月末までに建築し、(仮にNS館と呼称)その後引き続いて進め、2年くらいかけて中学校棟(新西館)を新設する方針で進めている。今日基本設計の打ち合わせで南海辰村建設さんが来てくれ意見交換を行った。先に造るNS館と後から作る中学校棟との連結などに工夫が必要で、更に検討を急いで進めることになった。先に完成する校舎は「中高一貫クラス」専用の教室とする。即ち本校の呼称で言えば「浪速中学から浪速高校に一直線で進学し6年間本校で学ぶ生徒の為の校舎」である。それはNクラスと呼称され、学年に2クラスあり全学年で6クラスとなる。これが遂に今年揃った。
高校のメイン母体である中央館と新設する新西館(中学校棟)の中間に位置し場所的には最適である。順次進行となるが私はどうしてもこの場所をNクラスの為としてやりたい。「Nは浪速の頭文字から取った呼称」である。残りの2教室分は選択教室や中仕切りを取り払って大きなホールに衣替え出来るようにする。現在の西館(体育館)の場所にアリーナを作るのだからこの時に今の西館第一ホールが無くなるのでその代わりを用意しておかねばならない。西館第一ホールほど使用頻度の多い、使い勝手の良い部屋はない。これは作っておかないと先行き支障をきたすからだ。まず「N館をかっこよい、素晴らしい校舎にせよ!」中央館2階、3階とも繋ぎ廊下で一体化し、Nの故郷である中学校とも繋げよ。屋根はひさしを大きく「陸屋根」が良いかも知れない。