2022年10月11日火曜日

新中学校棟建設資金の募金活動に入る!

 今朝は「NS館」の建設現場の視察に赴いた。南海辰村さんの工事は見事に進められており、地下部分が完了し、今後は天に向かって伸びて行く段階だった。まず1階部分の床と柱が形を成し、その後は2階部分の床と3階を支える床の同時工事だ。この様にして進み建物部分は4階まで進み、屋内階段は6階まで伸びる。それは引き続いて施行される地上6階建ての新中学校棟の屋内に取り込まれ、将来このNS館は現在の中央館廊下と繋がり、新中学校と連結される「要の校舎」となる。夢物語ではなくて「着々と進行中」であり、後3年後には竣工される。まずこのNS館を来年3月末までの後半年で完成させて貰う。このNS館と新中学校棟が「開校100周年記念事業」である。100年を寿ぐにはこれ以上はない「格好の建築構造物」となる。私は本当に「幸運な男」だと思う。「神恩に感謝」である。

肝心の建物の「色」だが、これが難しい。学校正面の道路から直ぐに目に入る建物で8階建ての中央館、6階建ての中学校棟に挟まれた3階建ての場所故に「埋没しないように、さりとてバランスの崩れた“飛んだ”色彩」でも困る。現時点では「黒」をメインの色調と考えているが、果たして黒の建物など学校に相応しいのかと言う議論もあろう。落ち着いて後で後悔の無いように南辰さんと決めて行きたいと思う。しかし私はつくづくと「本当に建物が好きだなー」と思う。町の一般の個人住宅の建設現場で大工さんに頼んでずっと大工さんの仕事ぶりや出来上がっていく建物を見るのが本当に好きな子どもだった。それが今でも続いている。浪速に来てからも物凄い数の建物を造ってきた。建築工事のプロデューサーであることは間違いない。「建設の槌音のする学校は良い学校」との信念でやってきたことが現在の学校の状況に繋がったと思う。 


建設工事費用はNS館については「何とか工面し」、自前の資金で可能であるが引き続いた新中学校棟は現在「私学共済からの融資」を考えている。現在の東館と中央館を建設時にも融資をお願いし、本当に良かったと思う。全てが好循環に回り、残金も何とかなり、15年間の返済期間は事業団が本校の経営状況を高く評価して下さり、来年度には全て返却に応じて頂ける見込みとなった。そして引き続いて中学校棟の建設資金をご融資頂けるべく現在、常務理事が頑張ってくれている。要は今までの借金を一括返済し、新しい融資となるわけだ。勿論これだけでは意味がない。「新中学棟はご関係の皆さまのご協力で作った」という形にしたいと思う。先の拡大管理職会議で創立100周年記念事業の「寄付金事業募金」について意思統一を図ったが具体的に、同窓会、PTA,教職員、大阪府神社庁傘下の各神社、ご関係の関係協力会社の方々等を対象に募金活動に具体的に動き始めた。 

勿論、寄付金など強制出来るものではない。又金額の大小ではなくて浪速100年を共に喜び、「旧制浪速中学校以来の単独の新浪速中学校の建設資金」の一部に「ご浄財」をご寄付頂ければこれ以上の喜びは無い。浪速で働いているからこそ、生活基盤が成り立ち、将来に夢が持てているという感謝の思いは本校を100年前に創立してくれた先人に報いるためだと思ってくれれば有難いと思う。お願いする私が「まだ寄付していません」では格好はつかないから、2回に分けて相当な金額を寄付した。ご寄付頂いた方々のご尊名を未来永劫腐食しないステンレス版に刻み、建物の一角に張り付け、永遠に伝えて行きたいと思う。まず今週13日の職員会議で私は言葉を尽くして教職員にお願いしたいと思う。その為に職員代表のS先生に部屋に来て貰って事前に話を通した。教職員は後の事もあるので「年内一杯を期限」とする。周辺を見渡し祝典の3日前に「私もします」は受け付けない積りだ。この種のものは、やるなら早くするものである。