もう、ほぼ終盤であるが9月、10月の今の季節、全国各地で季節ごとに行われる、地域の小さな祭りや大規模なお祭りなど、とにかく「日本にはたくさんのお祭り」がある。神社神道の学校として私はこれらのお祭りを極めて大切に思っている。日本文化の保持の為にも必要な事だし無くしてはならないと強く思う。本校でも9月中旬に「浪速祭」というお祭りをコロナの為に変形型とはなったが一応行った。ところで本校は南河内郡千早赤阪村とは縁深く、この地には「建水分神社(たてみくまりじんじゃ)」という有名な由緒あるお宮さんがある。大阪唯一の村である千早赤阪村のこの神社に、秋の実りを感謝するお祭りとして奉納される御神輿渡御祭が「千早赤阪村だんじり祭り」で、周辺3市町村(富田林市、河南町、千早赤阪村)の各氏子地区から、20台近くの地車が宮入りするお祭りが先週末14、15、16日と晴天の中で行われた。
先般の職員会議で私がお願いした来年度の「創立100周年記念事業の新中学校校舎建設」の教職員からの寄付金であるが、既に事務長にドンドン寄付金が来ていると報告を受けた。人それぞれに思いがあって金額は異なる。それが当たり前であり結構である。それにしても12月末が期限としているのに不思議な現象だ。又教員一律とか誰かが代表で渡すとかは有り得ない所業だ。町会費とか入会金の類ではない。職会からまだ日も浅いのに、これほど「嬉しい」事は無い。来年の4月30日には「100周年記念奉祝祭」を行うがこれも「お祭り」である。これらの浄財を拠出してくれた教職員には心から感謝申し上げたい。ただ理事長・学院長から言葉だけで「有難う」で済ますような組織管理者ではない。自分と家族の生活がある中で「学校の一大慶事」にお祝い金を出してくれる「学校への感謝の気持ち」「お祝いの気持ち」としてのいわば「寄付金」「ご祝儀」「お花代」、言葉はどうでも良いが、これらの「返礼」についてどのようにすべきか考えているところだ。私からの「お返し」も大切な日本文化である。「ただどり」するような野暮な理事長ではない。