2023年7月26日水曜日

関西2府4県、私立中学人気が新記録に!

 産経新聞らしからぬと言う人も居るかも知れないが、私は「さすが産経」と感じた。25日の朝刊トップ記事に産経は「近畿圏の私立中学人気について」詳しく記事にしていた。産経のみの報道であった。さすが視点が大きい。この春の「関西2府4県の私立中学受験率が14年振りに10%を超えて10.01%の新記録」となった。少子化の進展で小学校6年生の数は減少している中で私立中学に顔を向けている受験生や保護者が増えているのである。浪速中学校でもこの春の入学者は148人と過去新記録となっている。この傾向はまだまだ続くと私は踏んでいる。首都圏は何と関西の10%に相当する数値が22.95%とこれまた新記録である。関西と首都圏を比較すると倍以上の開きがあり、これが私の強気の理由だ。まだまだ関西私立の伸び代はある。


この現象は間違いなく「コロナ禍」がもたらしたもので「私学教育の教育環境が評価」されたと記事にはある。「オンライン教育、ICT教育、徹底した生徒の面倒見の良さ」などが背景にあるのだが、中学受験のポイントはまず「進学校であること」、そして「グローバル教育の展開」、「サイエンス教育の展開」があるとも報じていた。全くその通りで子供を私学に通わせるのはこれらの分野への強い期待があるからである。記事には「大学系列か付属校」の位置づけが有利ともあったが、これについては私の考えは将来の可能性を否定しないが、今は「独立した私立中学」として頑張って行く積りだ。どこかの大学に引っ付いているよりか自由独立で進路に自由選択権があるのも悪くは無い。

 新中学校校舎の建設現場を視察したが今週末くらいから地中にパイルを打ち込んで基礎を固めていくのだろう。大きな重機が既に据えられ、パイルを入れるための孔穿孔の機械も到着していた。この校舎は日本の私立中学で今まで無かったような革新的な校舎にする。2年後には竣工するが、特に素晴らしいハード面に相当するソフトウエアを高めて行かねばならない。あくまで問われるのは「教育の中味」であって容れ物ではない。校長、教頭、分掌長、担任等、教員の腕が問われる場面である。「甘い考え」では取り残される。「危機感を持て、今がチャンス」と私は言いたい。徹底して浪速中学校の存在意義を高めよ。「仕事をせよ!」。 それにしても地上6階の建物だから据えられた重機も背が高いものだった。




高校校長主導の「伊勢修養学舎」は順調に進行している。明日は最後の4班が学校を出発する。私も再度飛んでいき五十鈴川に身を投じて「禊」をしたいがそれが出来ないのが残念だ。学校は今日で特別講習が終わり、明日からは京都の「お宿いしちょう」で高校3年生の受験特訓が始まる。私は開講式に出て生徒を「鼓舞」しなければならない。これは予定通り実施するが高校2年生の「多聞尚学館」での学習強化合宿はコロナ対策として宿泊を止めて学校において日帰りで行うことにした。校長がインターハイ全国大会出場のテニス部の応援で北海道に飛ぶので、私は8月1日から始まる「イングリッシュキャンプ」の開講式に出てこれまた熱く生徒への激励を行う積りだ。この種の学校行事は校長と二人、手分けして仕事をしているが、私は生徒の為なら何でも何回でもやる。これが実に楽しい。