2023年10月13日金曜日

浪速中学校の更なる進化へ

 全銀ネットワークシステムの影響は本校にもあった。結果的には少しの「ハラハラ」で済み今現在9時5分であるがドンドンと教職員の今月分の給料が振り込まれていると報告を受けた。銀行が逃げる訳でもないし、時間の問題であるが決まった時間にそれぞれの口座に振り込まれないと心配する向きもあるらしい。本校の給料日は毎月15日としているが明日14日が土曜日の場合は本日金曜日の朝から次々と振り込みがなされる。ここ数日全銀のネットトラブルでどうなるのかと思っていたが本校では「大山鳴動」もなく何時もの光景に戻った。私の口座をチェックしたら8時35分に振り込まれていた。振り込み元の代表は私で振込先は自分であり、何か変な気がした。元に戻ってとにかく良かった。これが1週間も続くと教職員への「給料の遅配」となり確かに少しだけ大変な事態になったかも知れない。 

今朝は3週間弱ぶりに校舎の建設現場へと赴いた。9月26日に新中学校棟の建設現場で私は「奉鎮の儀」を行い「鎮め物」を建物のほぼ中心付近の最も深いところに埋め、土地の神様にこの建物とここで学ぶ生徒の為に未来永劫の平穏無事を願った。「世の中で最も安全で安穏な場所は学校の校舎」でなければならない。鎮め物の跡はもう影も形も無く、大きく変貌していた。明日は遂に「来年度入試の為の浪速中学校第1回プレテストの日」だ。これは年明けの本番試験に先立ち、学校が責任を持って実施する模擬試験みたいなものだからこの参加者数で大体の入学者数の予想がつく。今年は開校100周年と言う事で148人と言う新記録の入学者数が記録された。果たして101年目の入学者数はどのようになるのか極めて関心がある。今年から「デジタル採点」とする。当然であり、解答用紙は受験生に返却しなければならない。 




待ちに待った納付金も2010年以来、実に14年振りに上げさせて頂くことになったし、この影響がどのようになるのかも大いに心を傾けなければならない。私はここ数年考えていたことがある。ここで「一息入れ」、これからは数を競うのではなくて本校らしい教育を一生懸命に頑張ってくれている先生方の期待にそえるような入学者数を確保したいと考えにシフトしていく考えである。その為には「中高一貫教育」の展開だ。中学校3年間では限界がある。6年のスパンで教育の中味を考える。現在は合計4クラスの内、2クラスに限定しているが基本はやはり全員を浪速中学校、高等学校6年間と繋げなくてはならない。 

道徳教育、情報教育、英語教育そして国際教育の展開を柱とした文武両立の「全人間的」な柔軟で幅の広い人材育成教育である。中学2年次から中学校に「国際コース」を設定するのも一つの考えである。英語は当然の事、空手、テニス、ゴルフ等々スポーツ分野で浪速高校から直接海外の大学への進学があって良い。そういう時代になったと思う。今朝も新中学校の現場ではアジアから若者が英語ペらぺらで南海辰村さんのスタッフとして働いていた。世界は英語で話し、国外で学び、働くという時代になった。内向きのスタイルではこれからの学校は生徒保護者の期待に応えらえない。昨日実施した高校の海外語学研修には何と77組の申し込みがあったという。信じられない数の多さだ。航空機、ステイ先など制限もあって選抜に苦労するかも知れない。