今日は秋晴れというには少し気温が高く感じたが、文句の付けようがない好天に恵まれ、「第1回(浪速高校)体育祭」が行われた。開校100年目にして初めてスタートした高校の重要な学校行事である。従来は何十年も続いてきた「陸上競技大会(記録会)」であったが、これを改編して今日的な「お祭り的要素」を加味して体育祭に改称したものである。陸上競技大会の響きが少し「ガチ」になって来たのかも知れない。「まぁ、お祭りで良いのではないの!?」って感じで、ムカデ競争、玉入れ、大縄跳び等が入った企画である。体育科の教員を中心にプログラムの検討がなされ、初めて実行された。私は「まぁ、及第点かも」と評価しようと思う。これから2回、3回と続いて行くうちに本校らしさも出てきて、洗練された良い物になっていくだろう。
会場は2年越しに探したが結局学校近くの「ヤンマースタジアム長居」となった。あの世界陸上が行われた競技場で、セレッソ大阪のホームグランドである。収容人数は5万人を数える豪華な競技場である。そこに本校の高校生2500人弱、加えて保護者や教員を入れても「スカスカ」な感じであったが、大きなオーロラビジョンが2台もあって本校の放送部がビデオ撮影した映像がそこに映し出され、IT化された体育祭となった。チーム分けについては担当教員の相談に応じて私が本校の校訓である「浄明正直」から浄グループ以下直グループまで4グループにしたらどうかと水を向けたがその通りになった。これは中学校の体育大会が「太陽」「海」「大地」の3グループに分かれていることを参考にしたのである。1年生から3年生まで学年を超えて分かれた「団編成」で、生徒は自グループの揃いのTシャツを身に纏ったまとまりのあるお祭り的競技会となった。揃いのユニフォームはチームを纏める。制服やユニフォームが如何に大事が良く分かる。
プログラムの中で面白かったと思うのは100m走、400mリレー、クラブ対抗リレーや応援合戦であった。しかし10月は忙しい。しかし私が忙しいと言ってはならない。「忙」は心を失うと読む。楽しまなければならない。明後日は修学旅行の結団式があり、28日は第一回目の高校入試説明会となり、29日から高校2年生は一斉に出発する。秋の学校行事はこれで大体収まる。11月は少し落ち着きを取り戻した状況になるだろう。