2023年10月10日火曜日

PTAとの絆の強さ

 それにしても9月30日、道頓堀ホテルでのPTA浪速祭慰労会(打ち上げ会)は随分と盛り上がった。何時もの事だが学校とPTAの仲がこのように円満で良いのは珍しいのではないか。PTA会長と私は体形が良く似ていて理事長の弟ではないかと言われることがある。会の恒例はビンゴゲームと私の演歌で終わる。ゲームでは100周年ということもあって学校から多くの賞品を出し、大いに盛り上がった。そして最後の歌会の「トリ」は私で今年は島津亜矢さんの「掌(てのひら)」を唄った。歌詞が良いからである。選曲にも気を遣い、その時々の世相や雰囲気を考えながら決める。大体これが的中し大きな拍手を頂くのである。 


結構、PTA行事は多くて参加率が高い。実は来週の20日金曜日にはPTA社会見学会として外部に出掛けるのだが今年は宝塚歌劇団宙組の「PAGAD」を見学に行く予定であった。しかし団員に事故があったということで22日まで休演となりやむなく見学会は中止とした。今まではバス1台であったが生徒も増えて今年は大型バス2台で若水ホテルでの豪華な昼食付であったが残念なことであった。宝塚は延期とかは不可能でその日限りでありこれが駄目になったら万事休すと代替えが利かないのだ。PTAには私からのお土産が用意していたが今更高島屋に断る訳には行かずこれらは皆さんにプレゼントすることにした。PTA広報部から「PTA新聞の理事長挨拶文」を頼まれ、以下のように出状した。本校はPTA有っての浪速であり、今後ともこの強い絆は大切にしたいと思っている。 




「本校は大正12年に浪速の地で開校し、今年100周年を迎えました。無事に100周年を迎えられたのも、先人たちのご努力、そして歴代のPTAの方々の多大なるご理解とご協力のおかげでございます。

開校以来、日本文化・精神の根幹である神社神道を教育とし、「浄明正直」の校訓をもとに、教科指導や学校行事・課外活動などを通じて、正しい心の在り方を育む教育を実践しております。

今年度の入学者は中学校で148人、高校では900人となり、在校生は中学と高校を合わせて2900人を超える学校になりました。本校の教育力の成果が多くの方々に受け入れられた結果だと感じ、本校を進路先として選択していただいた皆様のご期待に応えるべく、今後も留まることなく前進してまいります。

高等学校の進学実績としては、国公立大学の現役合格者が増加し、素晴らしい結果を残してくれました。今後も、次世代に資する人材育成に教職員一丸となり、常に「生徒第一」を心掛け、謙虚さを忘れることなく精進いたします。

長く続いたコロナ禍をようやく乗り越え、浪速祭を保護者の皆様をお迎えして盛大に実施することができました。修学旅行は、中学校では屋久島トレッキングが再開され、高等学校でも海外修学旅行再開の準備が進んでおります。また、陸上競技大会は体育祭として新たな形ができあがりつつあります。

100周年記念事業として、最新鋭の設備を導入した6階建ての新中学校棟の建設が本年から始まり、2024年度中には完成いたします。変化の激しい時代の中で、今後も進化し続けます。

先人たちが大切につないできたバトンを、途切れることなく次へ手渡すことが私の使命だと心に刻み歩み続けます。今後も終わりなき学校改革に努め、さらに質の高い教育活動を実践して参る所存です。何卒温かいご理解とご支援をお願い申し上げます。」