2023年10月27日金曜日

高校2年生修学旅行結団式

遂に高校2年生の「修学旅行の結団式」の日となった。今まで学年主任がセンターとなって取り纏めてくれた。行先の希望調査、その修正、そして行った先でのアクティビティ等々エージェントのHISさんと何回も相談し、保護者説明会等を経て今日に至った。既に生徒の荷物は事前に送っており、29日の出発を前に今日が意思結集の場として結団式だ。本校のやり方である。学年主任は大変ご苦労さんだったと思うがまだ終わっていないから慰労の言葉は早い。本校では修学旅行は学年主任の専管事項としており、基本的には理事長や、校長はアドバスに留めており、中身は余りとやかく言わない。実行責任者はあくまで学年主任でこの人の下に7人の団長さんが付く。 


行先は道東、道央、道南、関東、九州、沖縄、そして語学研修のフリッピンの7方面である。人気の行先は道南205人、次いで沖縄、道央、九州、関東、道東25人となっており総勢800人を超える生徒が北は北海道から南は九州沖縄までに散らばる。大きな数のばらつきだが私の方針は生徒が行きたいところを優先させるという考えで纏めることは基本的にしない。海外は国際コースの生徒で18人の小規模だが目的は違うのでそれで良いと思っている。付き添い教員は39人、だから来週の学校は静かで少し寂しいものになるだろう。校長は道央、私は沖縄に行く。


 
13時30分から始まった結団式を垣間見て私は学校車に飛び乗り、藤井寺の道明寺天満宮に急いだ。そこの名誉宮司であり、本校の筆頭理事である南坊城先生をピックアップし行先は奈良県の橿原市にある橿原神宮である。今日は16時から産経新聞社とラジオ大阪がタイアップして橿原神宮で産経新聞創刊90周年、月刊「正論」発刊50周年、ラジオ大阪開局65周年記念合同の「橿原神宮奉納『海道東征』合唱公演」が開催され、ご招待を受けたので参加するのである。交声曲「海道東征」は、北原白秋作詩、信時潔作曲の作品で、日本建国の神話を基に、神武天皇が九州から畿内に進んだ様子を描いた名曲で、神武天皇の即位から2600年とされた昭和15年に皇紀2600年の奉祝曲として作られた。

 

今回の公演は、神武天皇が即位した橿原の地で、この名曲を神戸市混声合唱団による合唱とピアノ演奏により奉納すると言う。この海道東征をいち早く学校と言う公的な場所に導入したのは私である。この関係から招待を受けたのであろう。既に海道東征の演奏会参加は3回目となった。それでも私はこの曲を聞くと身体が震えるくらい心に染み入る。今日は演奏家終了後は橿原神宮の久保田宮司さまから茶話会の席も用意されており、又多くの方々とご挨拶に為に名刺入れを忘れないように胸ポケットを確認して車に飛び乗ったのである。