「バスケットボール」は、ゴールリングにボールを入れることで得点を競うスポーツで、約120年前のアメリカにてネイスミスという一人の青年が発案したスポーツが原型となっていると物の本にあった。アメリカを中心に世界各地へと広がったスポーツで日本でも人気が高い。中学、高校でも根強い人気のあるスポーツで、本校でも高校、中学ともに「バスケットボール部」はある。従ってバスケの競技人口は結構多くて、オリンピックやNBAを通じて注目を集め、FIBA(国際バスケットボール連盟)の発表によると4億5000万人(1998年時点)でFIBAに加盟している国と地域は213となっているくらいの人気のスポーツである。日本語では籠球 (ろうきゅう)とか籃球 (らんきゅう)ということも初めて知った。
「浪速高校の男子バスケ部」は長い間部員も少なく低迷していたが、苦節10年、「格好がついてきた」感じでその貢献は二人の顧問の関りによるところが大きい。当初は一人の社会科のI教諭が孤軍奮闘で頑張り、この先生は今や本校の進路指導部長の要職にある。天の神様は本校に味方し、一人の英語科のN教諭を私は採用することが出来た。東京の名門大東文化大卒でアメリカのオハイオ州の大学に留学した経験がある。英語のTOEICのスコアは840点だから文句は無い。バスケはプロ級、英語使いの先生である。この二人によって「部に勢い」がつき始めた。特に鹿児島県出身の英語科のN先生は余り長身ではないが、「小太刀の使い手」みたいな切れ味の良い先生で彼が本校に採用されてから強くなっていった。驚くのは弟さんを鹿児島から呼び寄せ本校に入学させ共に暮らしながら卒業させたことである。驚くような本当の話だ。その弟も今や天理大の4回生で既に就職も決まっていると言う。
私は今彼を大きく評価している。部の戦績は令和5年度第66回インターミューラルカップ優勝、第78回大阪高等学校総合体育大会においてブロックで準優勝とか注目を集めるクラブに育ってきたし、部員の不祥事も全くない。私は昨日部員を集め、「モルテン公式7号球」10個を贈呈した。部員が少ないと思っていたら何と多くの溌溂とした若者が待っており瞬間「これはボールが少なかったかな!失敗した?」と思った。この数なら倍の20個でも良かった。私はより高価なものを、より多くの物をプレゼントするのが主義でこれは「母からの教え」である。食事に行っても皆さんが残すくらいに頼み、おなか一杯、共に食するのが正しいと信じ込んでいる。残り少なく、これ以上は箸を出せないと遠慮させるなら誘うべきではない。相手の為に「過剰気味にサービス」するのが木村流だ。
今日はPTA行事の中止に伴う「残念会?」があった。これは来週計画していた宝塚の観劇会が先方の人身事故で公演中止になった余波を受け、その為に行った企画である。他に行先を変え、実行する手もあったのだが「やめた方が良かろう」とPTA会長と相談して決めたものである。しかし、そのままでは味も素っ気も無かろうと考え、学校に来て貰い、お茶とお菓子で暫しの懇親会を持ち、私からのお土産を持ち帰って頂くのだ。これが私のサービス精神である。お世話になっているPTAの方々に心ばかりの残念会の印ですと私は申し上げた。