2024年4月13日土曜日

晴天の下で文化部発表会、

 新一年生が購入した「クロームブック」は昨日の段階で各生徒の教室に運ばれ、今日はその開梱とログイン方法などの説明会を新一年の担任団が行った。一セットで数万円もする高価なものであるが、本当にこれを全校生徒に持たせたことで一挙に「ICT教育」が現実のものになったと思う。私は「ICT教育推進部」の分掌を作り、今の入試広報部長のS先生を初代の部長に発令し、この4月には2代目のO部長が就任した。何れも優秀な教員である。今日は「2024クロームブックの設定」をHR時間を拡大して行い、まずクラスルームとクラッシーなどのアプリを有効化した。新任の教員には学校が貸与し、同じように戦力化している。このようにして徐々に本格的な授業の準備を始めている。 


それにしても私は教室に視察に出掛けたがネットが問題なく繋がっているのに驚いた。今日は高校2年や3年生もネットに繋がっているから約2500人以上の生徒が集中してアクセスしているに違いないにも関わらず、遅れやトラブルは無かった。この点が凄いと思う。このような大人数が集中してインターネットを狭い教室やフロアでアクセスしても「ビクともしないネット環境の整備」は誇って良いと思う。恐らく対応出来ている他校は少ないだろう。本校はオンライン授業など進んでいる大学並みのネット環境である。これは常務理事や情報企画が先んじてNTTと協議して広域帯のブロードバンドにレベルアップした成果である。素晴らしい先見の明だと思う。 

又、今日は「令和6年度文化部発表会の日」であった。確か数年前まではミニ発表会として昼休みの時間を取った位の短いものであったが、部も増えてきて前文化部長の提案で今のような本格的なものになった。前の部長は音楽の教師で、今の部長は理科の教師である。この様にして学校は教師間でバトンが繋がれて、一歩づつ進化して行っている。文化部は運動部に比べ、幾分地味であり、「勝った、負けた」の派手さもない。生徒の中には「どうも運動は苦手」と言うものもいるし、そのような生徒には何処かの文化部のどれかに入って欲しいと強く思っている。クラブ活動の効果は教育活動を進めるうえで大きな効果を上げることを我々は知っているからである。文化部への支援は惜しまない積りだ。 




今日は極めて良い天気であったから、運動場を使った「大がかり」なものになった。25の文化クラブがあるが今日の参加クラブは軽音楽・雅楽・ダンス・津軽三味線・合唱・神楽・吹奏楽として、鉄道研究・家庭科・書道・シ写真部・新聞・パソコン・放送部は事前録画した動画を各教室から視聴させるプログラムであった。中学生徒会長の開会宣言に始まりその後高校校長の挨拶、最後の締めは高校自治会長の閉会宣言と中学校校長の挨拶で終わるというオールスターの催しものである。私は自室のテレビで仕事をしながら見られるのであるが臨場感を味わう為、グランドに足を運んだ。見ていて本当にゆったり、まったりの気分になり幸せであった。本当に良い学校になっていることを実感した。 



現在、入試広報部は広報宣伝、学校紹介の目的でよりダイナミックな学校案内の配信を考えており、遂に本校も「インスタグラム」の採用に踏み切るアイデアが出てきて、現在試行中である。言わば「写真版学校紹介」であり、当世の受験生や保護者にタイミングよく知って頂けるなら、私は「SNSも悪くは無い」と思うようになった。勿論「公式ホームページとリンク」させなければならない。情報企画部と入試広報部のコラボで新しい形が登場することを期待したいと思う。インスタには使い方によっては危険もあるから、その点を十分に配慮した形と中身の審査が重要であると思う。トップが新しいことに臆病では前に組織を進める事は出来ないが、より慎重さも求められる。