2024年4月12日金曜日

浪高、浪中、来年度の募集人員を増やします!

 今朝は大変重要な経営項目の「最終的意志決定」を行った。それは「来年度の募集人員」である。結論から言えば「高校は従来の640人から720人」と2クラス分の80人をアップした。「中学は従来の120人を140人」にアップした。実績を見れば必然的流れである。入試広報関係者はどうしても少なめ、少なめに募集をかけ、結果として増えていると状態を作り出したいと言う気持ちになるのは理解できるが学校法人の責任者としては行政当局や府議会のご意向なども考慮しての判断が必要である。併せて最大の眼目である「中学入試日程」も大きく変えた。令和6年度入試に比べ、1月の中学2次入試を1週間程度後ろにずらし、その関係で「2月特別選抜入試」が去年より3日程度後ろにずらした。「入試日程は極めて戦略的」なもので、入試広報部は過去のデータを睨みながら新しい提案を考えてくれている。管理職に昇進し、張り切っている入試広報部統括のK教頭に私は大いに期待している。来年度の学校案内の表紙のデザインを持って来てくれたがこれなど斬新的で私は了とした。 



高校新1年生の多聞尚学館でのオリエンテーションや校外学習施設見学の第3班がバス3台で出発した。966人、22クラスだから全部終了するのが23日までかかる。S学年主任や3班単位の引率責任者の先生方に拠れば極めて「雰囲気は良い」そうで私は安心している。「思っていた学校とは少し違う?」とか「話す友達もまだいない?」とか新入生の心の安寧の為に我々は腐心し心を砕いて気配りをしているが、今の新入生の状況は全く良好で、極めて順調に日々が進んでおり、これは何よりの朗報だと私は喜んでいる。特に理事長と理事・高校校長からの「差し入れのメロンパン」が好評で大きな歓声が上がっていたという。 


新中学校棟の建設が順調である。今日は中学校棟の正門である西関門から入って直ぐの1階部分の壁に掲げる「木彫り彫刻」作家の前田先生(本校OB)が来校されて進行具合の報告があった。丁度その時に元産経新聞記者で、現在「高天原研究会」の会長である安本会長が来られていた。彼は古事記他、神話に関しては第一人者でもあり、永い友人でもある。私は咄嗟の判断でお二人を引き合わせた。中学校棟に飾る「八岐大蛇と因幡の白うさぎ」伝説が今回のテーマであり、今やあらゆる神道世界と繋がっている安本さんと「神道彫刻家」になって欲しいと私が希望する前田さんが、お知り合いになれば、神社神道世界の為にも良かろうと思ったからである。お二人は意気投合しておられたから、私は良い事をしたと思った。


 
またまた中学校に関係する話となったが今日の午後、私は3月末に香川県総合運動公園で行われた第12回全国選抜中学生テニス団体戦で見事全国優勝した浪速中学校テニス部の部員に理事長特別褒賞として公式試合球を180個、プレゼントした。1回戦で福岡の西南学院中学、次いで東京の公立中学、その慶応湘南藤沢中等部、神奈川の橘学院、決勝は兵庫の甲南中学など名立たる全国の強豪校を破っての堂々とした優勝だった。選手の頑張りもあるが一重に入試広報部の勤務でテニスの指導に当たってきた元プロ選手のT先生のお陰である。私は過日優勝メンバーの祖母と言う方からお電話を頂き、孫が全国チャンピオンになった、素晴らしい先生のお陰ですとお礼を言われた。この先生こそTさんである。このように今や浪速中テニス部は全国の強豪校になっている。勿論高校も大阪代表である。T先生を人間性ともに高く評価している私は先生を入試広報部職員から「保健体育の教師に転換すべく教員免許の取得」を急がせている。