学校は極めて順調に推移している。「平穏に粛々と」毎日が進んでいる。しかし私は想うのだ。昨年の丁度今ごろは8日後に控えた4月30日の「開校100周年記念奉祝祭、記念式典、記念事業たる新中学校棟建設宣言、祝賀会」の4パーツの準備に眼を釣り上げて全教職員が走り回っていた。あれから1年経ったが今の安堵感、幸福感、充実感、達成感などは全て昨年4月30日の成功裏に終わったからで、それを象徴するが如く、令和6年度は更に多くの入学者があり、総勢3090人の生徒が学ぶ大きな学校になった。「神恩感謝」しかない。あの時に「建設宣言した新中学校棟」は目の前で、日々形が変わり、工事が進められている。100周年記念碑「祈願の碑」は周辺に馴染み、生徒を見詰めてくれている。教職員の理解と協力があればこそであるが、この「有言実行」こそ私の真骨頂だと思う。言ったことは必ず実現する。過去も現在も未来もそうだ。その約束の実現こそが、私の生きていくエネルギーである。
その後南海辰村建設さんから新校舎の進捗と特に内装との関連で設計陣の意向が説明された。今回は中学の建設チーム長も参加してくれた。素晴らしいものが出来ると分かっているが細部ではまだ「スペースの有効利用率」「将来の有り得る想定への対応策」など「施主たる私」には検討不足との印象があり、今日の設計打ち合わせにおける理事長の指摘に対して明確な返答を持参し再度打ち合わせの機会を持つよう指示を下した。特に「職員室の机配置」、「音楽教室の設え」、「中学生徒のコスモス(宇宙)スペースの設え」である。斬新的で機能的なレイアウトや備品など検討を進めて欲しいと思う。又理事長提案の「モデル教室」の先行建設については工事工程に影響の出ない範囲で少しでも生徒募集にプラスになるよう「格好良いモデル教室」と、その部屋に流す動画や完成写真の作成等について検討するように進路・教務部長に指示を出した。浪速中学の目玉である「英語と道徳の教育」をそのモデル教室で絵と音で一杯にするのだ。しかしパース図に描かれた正面エレベーターの中からシースルーで見える学院神社前の光景の素晴らしさには感動した。