2024年11月5日火曜日

カナダのレジャイナ大学

 今日はカナダから重要なお客様があった。とは言ってもカナダの大学から学長以下総勢7人で「日本の高校生への入学勧誘のプレゼンテーション」である。このことだけでも世界の先進国が少子化の中、国力増進の為に優秀な人材確保に世界から学生を集めている涙ぐましい努力をしているのが分かる。日本のエージェントから1名の合計8人の大ミッションも本校では久しぶりの事であった。朝9時から始まり、12時30分には学校を出なければならないから時間に追われた応対となった。しかしこのような局面では当方の歓待の気持ちが相手様に伝わるように余程の準備をして迎えなければならない。 

お客様はカナダのレジャイナ大学のドクター学長先生以下錚々たるメンバーであった。レジャイナ大学は、カナダでトップ15に入る総合大学で、学生サービスにおいては、トップ4にランクされている有名な大学である。特に海外の留学生の受け入れについては定評のある大学であり、1911年に創立されたReginaカレッジを前身とし1977年にサスカチュワン州条例で総合大学になった公立大学である。17000人を超える学生を有し、経営学、教育学、工学、芸術学、社会福祉学、科学など10学部を擁し25学科の規模を誇る。バンクーバーからエアで2時間半のレジャイナ国際空港があり、カルガリーやウィニペグと高速道路で繋がっている交通至便な都市である。 




サスカチュワン州というカナダの中西部に位置する州の1つにあり、州都はレジャイナである。南は国境を隔ててアメリカのモンタナ州、ノースダコタ州と接しており、州最大の都市はサスカトゥーンである。私は今から30年前ほどにこの都市に行ったことがあるが極めて美しい町であった。まずご到着後、すぐに「MOUという連携の覚書の調印式」を大学の学長と私が行った。まず調印し、パートナーになったことを確認して具体的な中身のプレゼンである。途中の休憩時間で鳥居の前で記念写真を撮り、その後国際コースの生徒を招き入れ詳細なインターナショナル学生のレジャイナ大学生活の概要の説明を受けさせた。そして次は本校生徒が来客をご案内し、校内を巡った。直接会話である。 

私は今日の生徒の中から一人でもカナダのレジャイナ大学に進学してくれれば良いがと当然思うが最後は生徒と保護者が決めることである。何しろカナダは言うに及ばず、今の日本円は弱く、大学4年間で600万円から700万円くらいの費用が掛かるのではないか?この大学は生徒に対して「特別奨学金」他あらゆる便宜を図ってくれるというが、それでもかなりの費用となる。静かに私は見守るだけだ。有名なカナダの大学から幹部が来校され、これ以上ないくらいの情報を生徒に提供した。学校でできることはここまでである。 


最後は中央館の天空レストラン6Rでクイックランチとした。昼間から幕の内やステーキなど、ヘビーなランチをお出しするのは少し違うから私は卵サンドとフィッシュを挟んだ2切れのサンドイッチ、これにミニサラダ、コーンスープ、オレンジジュースとし食後はコーヒーで締めた。8人もいらっしゃると中にはお肉の選択に困ることがあるから魚が良い。これが私の経験したクイックランチである。皆様大変喜んで下さったと思う。ご一行は慌ただしく神戸に向かわれた。慣れないカナダ英語で少し聞き取りに苦労し疲れた。イギリス英語に近く、アメリカ英語とは発音など異なり、別の言語みたいだった。私のブロークン英語はバリバリのニューヨーク英語である。