2026年6月3日水曜日

本校の人材育成評価システム

台風6号による本校への被害は全く無かった。生徒は朝6時時点での学校からの休校知らせを期待していたかも知れないが通常通り授業は始まった。学校は順調である。今日は恐らく初めてだと思うが、重要かつ微妙な課題である本校の人材育成評価システムについて記してみたい。 

今日は朝8時から複数の教職員に対して「人材育成評価システム」の本人告示の日であった。この評価システムは人材育成という文言が重要で教職員に対して単なる評価だけの目的ではないという事だ。あくまで「人を育てる」という視点が重要であり、既に初めて18年くらいは経っており私が着任して直ぐに始めた。この仕組みは極めて需要な学校経営の要であり、今後とも慎重に状況を見ながら「生きたシステム」としなければならない。今や大阪府でも企業でも人材の育成や評価などのシステムの無い組織は無いのではないか?それくらい重要である。 

人間とは本質的に進化する生き物であり、1年365日、十年間、全く変わらないと言う事はない。しかし仮に今100人の従業員が居れば、100人が100人、同じような状況にはない。又100mを20秒で走れる人間と40秒かかる人間はいるなど生まれながらの身体的特徴は差があるものだ。大切な事は20秒の人間が手を抜いて22秒となった場合と、40秒かかっている人間が努力して38秒にまで縮めた結果をどのように評価するかである。本校は今や殆どの教職員が毎日毎日頑張ってくれている学校だからこそ今日の学校となった。「粒が揃ってきている」ことは間違いない。それでも微妙に100人には差が有り、努力し、特筆した成果を上げた教職員は多く存在する。

 本校は大阪府に倣って本校独自に5段階評価基準を「AA、A、B、C、D」とし、年齢層で5グループに分けて専任教諭のみを対象とし、相対評価としている。まだ個人、個人の絶対評価とはしていない。評価に管理者のエコひいきが有ってはならないし、仮に3年目の若い教職員と40代、50代のベテラン教職員が全く同じアウトプッというならこれはおかしいことになる。又通常の平均値はAランク評価としている。真面目に自分の仕事に従事し、勤務態度や就業規則を守っていれば普通はAランク評価となり、「雇用側が満足する基準評価」という事だ。しかし中にはA評価では不足ではないかという特筆した成果を出してくれた教職員には「ワンランクアップのAA評価」を付け、この教職員を理事長室に呼び込み、両校長同席で告知する。これが今日の呼び出しであった。 

具体的には4月定期昇給の「本俸がワンランクアップ」するから本年度は月俸、賞与一時金への反映や、行く行くは退職金への反映など生涯ついて回るだけに、成果は大きいものがある。それよりもAA評価を受けたという名誉ではないか。今や本校では「赤信号、皆で通れば怖くない」と言った教職員は皆無となった。又ワンランクダウンのB評価の教職員も我々は慎重に見定めて結論を出している。しかしBランクを受けた教職員は落ち込むのではなくて逆に我が身を振り返り、一念発起して自ら努力する方向に向かって歩いて欲しいと強く思う。管理者はその姿を見ている。それが出来ないなら学校の先生と言う職業から転職した方が良いかも知れない。影響を受けるのは生徒であり、生徒は教員を選ぶことは出来ないからだ。