2026年6月6日土曜日

水野彌一先生と北川海渡さん

 今日の「Saturday  Something  Special (3S)」は年齢が大きく異なる二人の人物が登場した。お一人は水野 彌一先生、(86歳 )、日本のアメリカンフットボール指導者、京都大学アメリカンフットボール部元監督で元京都市教育委員長など歴任。2016年には日本アメリカンフットボールへの殿堂入り。斯界は言うに及ばず私のようなアメフトには最も遠い存在の身でもお名前は存じ上げていた大変有名なスポーツ指導者、いや教育者である。本校のアメフト部の関係で先生との知己を得て、このご縁で先生から著作「道は人にあり」をご恵送、戴き、この本に感銘を受けた私は球技を愛する本校生徒の為に講演をお願いしたのが3月末で本日漸く実現した。200人強の生徒が集まった。

水野先生は京都市生まれ、京都市立西京高等学校卒後、パイロットを目指し、防衛大学校に入学するも、アメリカンフットボールで腰を痛め1年で中退し、1961年京都大学工学部に入学。ラグビー部に入るつもりだったが部員が足りないからとアメリカンフットボール部に入部されたとある。1965年同部コーチに就任、1968年同大院工学研究科修了後、コロラド鉱山大学留学を経てトヨタ自動車に勤務の傍ら1974年より監督に就任。アメフトの経験のない初心者を猛練習で鍛える手技で超難関国立大の京大アメフト部を強豪チームに育て上げ、1980年から監督専従となるや、1983年に甲子園ボウル初優勝。以後2度連覇するなどして優勝6回(国公立大学では唯一)。社会人代表と争うライスボウルも優勝4回を記録。2011年勇退されたが、人生の大半をアメフトと格闘し、残された偉業は今や前人未到である。 




本日のもう一人の講演者は本校OBで若干28歳の北川海渡さんだ。海を渡る、海という名前が良い。「DomHacker株式会社」を創業し今やIT業界の寵児として大活躍されている爽やかな若者だ。「ChatStep」というチャット形式で学べる学習アプリを開発展開し、これが令和7年度第2回東京都創業助成事業に採択され、近畿大学、関西国際空港他3空港で導入され、又関東の信用金庫からも導入が決まった。とにかく教育現場と言う視点からITパスポート対策アプリや企業研修アプリなど今や引く手数多の新進気鋭のITエンジニアである。今日は当時の担任であったT先生のアレンジで母校に戻って後輩たちに「就活失敗からエンジニアとして独立起業までの物語」として講演して貰った。



北川さんは本校文理科コースの第一回生である。四天王寺大学からアメリカのオークランド大学へ編入し、あの有名なGMOインターネット(株)に就職したが、ライン(株)に転職し、更にフリーランスになり、その時に「プログラミング」を自ら学び「ひらめいたもの」があり、2023年、今から3年前に今の会社を創業したと言う。部下はわずか一人で会社は自分のアパートから始めたと言う。40人の後輩たちに心に響く話をしてくれると私は確信した。水野さんと言い、北川さんと言い、大きな仕事を成し遂げんとする人は全て20代である。若さは未熟ではあるが可能性は極めて大きく、志と努力のエネルギーが爆発しヒットすれば大きな業績に繋がり社会を変える力が有る。今日も素晴らしい3Sの土曜日となった。