今朝の朝刊各紙は「出生率最低1.14」という数値を前面に出し、記事にしていた。中でも毎日新聞さんはトップ記事扱だった。既に多くの方々は知っている事だが、このように数値を出されるとやはり驚く。「10年連続の低下で昨年度生まれた子供の数は67万人強」である。国立社会保障・人口問題研究所が23年に発表した推定値からおよそ15年早いペースで少子化が進んでいるという。戦後のベビーブーム時代の49年、269万人から何と75%減もの低い出生数だ。私学に勤務しているから、これは大変と言うレベルを超えて「日本は一体どうなるのだろう?」という懸念が強い。「人口は国力の基」であるだけに本当に心配である。
先週行った浪速中学の来年度入試に向けた「クラブ校外施設体験会」の参加者は昨年対比で3人の増であったが少子化の進展の中で昨年度を超えているのは悪くはない状況だが、前述した令和7年度に生まれた子供が中学進学を迎える頃に、浪速中学のクラブ体験会に何名参加してくれるのかと思うと些か暗い気持ちになる。近未来、恐らく募集停止する私立中学は多く出ると思う。それだけに12年後までに「出来うる限りの努力をし、生き延びた浪速中学」となって欲しいと思う。覚悟と知恵と工夫で教育の中味を更に前進する必要がある。過日入試広報部の幹部に私はこの点と今後の広報戦略の重要性について述べ、更に一段高めるように指示した。
報告に有った保護者アンケートの中で次のような一文があった。「福島ではクラブ移動中のバス事故が有りましたが、今日は理事長以下が見送りまでして頂き、ああ、この学校に我が子をお任せしても大丈夫だと思いました。・・・」というのがあった。保護者はちゃんと見ておられるのだと強く思った。理事長や校長など責任者が見送るのは本学院の伝統であり、今後とも続くけて行くが、何か「松明(たいまつ)」を灯して貰った感じだ。


