2020年8月20日木曜日

匿名の手紙

野球大好き人間の私は野球部の応援には時間をやりくりして行く頻度が高い。他のクラブの人々は心の内で「理事長は野球ばっかり・・・」と思っているだろう。今夏の硬式野球部は3回戦であの大阪桐蔭に大敗したが、これは仕方がない。遠山監督の力でこれから徐々に良い選手が集まり、力を付けてくれるだろう。私は今夏の戦いぶりを見て、遠山監督を招聘して良かったと安堵している。理事長が焦ってはいけない。じっくりと観察し、助言し、応援していきたいと思う。プロ野球界で名を成したお人だが、高校野球は又違う。勝敗が最終的に決め手となるプロと違って高校野球はあくまで教育の一環であり、難しい面が多い。まだ未成年の子どものするスポーツでありバックには「我が子が可愛くて、可愛くてならない親」がいる。アマチュア野球の高校野球界の指導者は又親、すなわち保護者からも鋭い視線を浴びているのである。

今夏の軟式野球部の成績は残念ながら準決勝で敗退した。後一勝すればあの興国高校と決勝戦であったのにと今でも思っている。興国高校の理事長さんとは極めて親しくさせて頂いており、決勝戦で並んで応援できた筈だった。準決勝の相手は優勝経験のある公立の超強豪校で投手戦となり9回まで零対零で進み、延長戦は「ノーアウト1塁、2塁のタイブレーク」形式となった。しかし10回裏にスクイズで1点取られ、敗れた。遠山監督の前の前の硬式野球部の監督であったI先生も30年以上にわたる硬式経験から指導力、野球知識と人的ネットワークの広い人であることから私は軟式の指揮をお願いしたのである。その彼に私は翌朝「スクイズは考えなかったの?」と笑いながら問い詰めたが、何かぼそぼそ言っていたな。


 

サッカー、ラグビーなども人気が高まっているがやはり野球が一歩先んじている感じである。日本人はどうも野球が好きな人間が多いというのは私の個人的な感想だろうか。私は今更ながら気づいたのは野球は9人でやるスポーツであるが、実質は個人戦だと最近思うようになった。他の競技も同じようなものだ。最後は個人のパーフォーマンスである。それだけにそれを観戦する観客は一人の選手に注目する。とにかく運動部の保護者会の応援の形は尋常ではない。既に形が出来上がっており、おそろいのシャツを着て応援者などへのドリンクサービスも徹底している。ところが我が子の活躍する姿を見たい保護者は時にチームや監督に対して不満を有する時がある。それが分かるのが、私の手元に「匿名で届く手紙」である。

このような匿名の手紙を貰う私の気持ちは複雑である。どうして良いのか正直分からないのだ。私学課は匿名の情報提供は結論的に放置で良いとしているが、そうもいかない面もあり、私は文中の無視できない部分は事実確認をする。そうして是正措置をするが多くは事実誤認が多いしその返信が出来ないから複雑な気持ちになるのである。嫌がらせの手紙や張り紙は、内容や頻度・枚数などによってはれっきとした犯罪であるが、警察が積極的な対応をしてくれることは殆どない。しかしちゃんと犯人を特定し充分な証拠を揃えれば名誉棄損罪か侮辱罪にし、刑事罰を与えられるし、民事で損害賠償請求をすることもできる。しかし高校の運動部で起きているこのような不平不満の匿名の訴えを大騒ぎする意味はない。明確に名乗って言っていただければ誠実にお話しする用意はある。その方がご本人も気持ちがすっきりするのではないか。勿論我々サイドに、不審を持たれたり、疑義を訴えられたりする軽率な行為はあってはならないことだ。


2020年8月19日水曜日

「君臨も統治もする」

「君臨すれども統治はせず」という有名な言葉がある。この意味は英国国王は君主として君臨しているが、統治権は議会を通じて国民が行使するというイギリス独特の政体の意味である。浪速学院の「理事長・学院長」はこれに倣えば「君臨も統治もする」か?そうせざるを得ない理由もあるからである。理事長は学校設置者であるし学院長は高校、中学双方に対して統治が出来なければ高校と中学でそれぞれの校長先生が独自の「教育観」を持ち出してしまえば「バラバラ」になってしまう。浪速中学と浪速高校は基本的に別物であり、所謂中学・高校の一貫校ではないから、どうしても「高校、中学のまたがりの案件」には双方に力を及ぼす権限が必要である。それが学院長の権力と言って良い。

今私は頭を悩ましている案件がある。それは学校行事である「芸術芸能鑑賞会」についてである。本質的に私はこの行事を重要視しており、これからの人材にはこの素養が無ければ人間として未熟である。勉強だけが出来れば良いとか、スポーツの才能があれば良いというだけでは不満足である。しかし今日のコロナ禍の中で今後どのように「新しい学校の日常」を創設していくのかという観点から頭を悩ましているのである。本校は中高合わせて生徒数が2300人を超え、これらを一日で済ませるとなると午前、午後の2回公演で大きな会場の確保が必要であるし、移動だけでも大変である。まさに「密」の典型である。

どちらかと言えば本校の芸術芸能鑑賞会は「手作り感満載」でそれなりに多くの人の力で作品を作り出すきらいがあった。それは今まで大体の演目はやってきたからだが、今後手作り作品は増えてくる。今年は「日本舞踊と地歌三味線の世界」と銘打って頑張ってきたが遂にコロナで中止に追い込まれた。来年は「イタリアオペラ」で府内の有名な音楽家とオペラ歌手さんの力を借りて今まで進めてきたが一向にコロナは収まらない。狭い会場に一杯一杯の生徒を入れて鑑賞会をやるリスクは例え来年6月の計画と言えども大きいと考えた方が良いのではないか?それに中学高校と同じ演目を同一日である必要があるのか。別別であれば会場の広さも軽減されるかも知れない。驚くほど会場費が高くなった。その分街の有名な劇場に出掛ける手もある。毎年毎年やる必要があるのか。高校は1年か2年の段階でと年次で区切る考えもあるとか、考えれば考えるほど新しい考えが出て来る。

こういう時に便利なのが拡大朝会で高校、中学の校長以下管理職と担当の分掌の責任教諭を集め、理事長・学院長の考えを詳しく述べて「双方でじっくり考え、理事長学院長に諮問せよ」というスタイルである。元来は学校行事故に学校長の責任で遂行されるべきであり、理事長学院長から「そうするように!」との一方的な指示では今後の事を考えれば良いことではないとの強い思いがあるから、このチームを編成し、テーマを出してプロフェッショナルに深く検討をさせ、それを学校の方針とするやり方こそ私は「君臨し統治している」と思うのである。コロナは後2ないし3年は続くという意見もあるし、中学と高校に分かれた本校のような大規模校では新しい考え方を入れることも大切なことである。学校の教員は概してこのような考えが得意とは言えないだけに「言えることの出来る私の責任」として責任を果たしているのだ。





2020年8月18日火曜日

中学校イングリッシュキャンプ

どうも気分が盛り上がらない。コロナのせいだ。昨日内閣府が発表した4月~6月期の国内総生産の数値は年率換算で何とマイナス27.8%だという。平成20年9月のリーマンショック時の数値が17.8%だったから如何にすごい数値か分かる。輸送、旅行、外食産業などが壊滅的でこの先の展望もない。言葉を無くする。安倍総理も体調が優れないみたいだし、世界中が「閉塞感」の中にある。経済との両立というが一歩間違えば人間の重篤な病と死に至るから、社会は行くも地獄、留まるのも地獄といった感じだ。しかし学校はあくまで「健康第一」で行くしかない。本校では現時点で、直接的な経済問題がないから私は生徒の安全と気分を鼓舞する為には惜しみなく資金を投入する積りだ。ただそれも校内に限りたいと思う。世の中がこのような状況の中で校外で能天気みたいに思われる企画は今は拙いと思う。今は「慎ましく」が学校の正しい姿ではないか。だから吹奏楽部の演奏会も外部大阪城から学校内の施設で実施して貰った。



大学などは規模が大きいだけに本当に悲惨で未だに「オンラインリモート授業」で学生からは授業料返せとか友達が出来ないとかの悲鳴が聞こえてくる。しかしコロナはそれでも大学を中心に襲い掛かってきている。「ひたひた」と学校に迫っている感じで、全国の大学や高校でクラスターの発生が報じられている。野球、ラグビー、サッカー、水泳など運動部に多い。声を出すなとは言えないスポーツで特に寮生活をしていると危険だとウイルスは警告している。幸い本校は今日現在、感染者はいないが明日は分からない。しかしこのコロナの問題は「びくびく」していても仕方がない。今やれることをしっかりとやり生徒や教職員に常に警告を発することだけだが、「いざ」と言う時には「淡々と措置する」マニュアルは出来ている。



幸いうちの保護者はしっかりとした立派な方々ばかりで我が子の体調が思わしくない時には完全な対応をしてくれる。まず学校にいち早く連絡してくれ、PCR検査で陰性を確認し、その上で学校と今後の措置を話しあうのだがこの夏休み期間中も1件あったが、陰性であり、高校は22日、中学は25日の2学期始業式には2300人全員が揃って登校することに今日現在ではなっている。始業式前でも学校は忙しい。昨日から来年度入試の問題作成が始まっている。その部屋には私も入るのを遠慮しているし、スマホの持ち込みなども厳禁だ。又中学では昨日から「イングリッシュキャンプ」が始まっている。









これは中学生対象の英語コミニュケーション能力の向上を目指し希望者を対象に徹底的にネイティブから教わる特別プログラムである。(株)イングさんと組んで5人のネイティブ講師を呼んで順調に進んでいる。今朝ほど私は彼らを部屋に来て貰い懇談の場を持った。当初は千早赤阪村の「多聞尚学館」にて宿泊合宿だったがコロナを考え学校で教室を分散し、密を避けながらやっている。費用は神社庁ふくろう奨学金と浪速中学校教育後援会から一部を援助し、保護者負担は極力少なくなるようにした。保護者の経済問題が私学を直撃することがないように教育の中味の向上、それに教育環境整備を忘れてはならない。その為に私は資金を「やりくり」して生徒と教職員への還元が重要と私は強く意識し、実行している。学校はお金を残すところではない。教育の為に使う所である。ここは私立学校法の根幹の部分である。「ぎりぎり」くらいが丁度良い。




2020年8月17日月曜日

2学期始動!!




リフレッシュ休暇も終わり、教職員は今日から実質的な2学期が始動しました。9時からの職員会議で理事長・学院長先生は冒頭、特に今日から始まる、中高入試問題作成の重要性をお話されました。その後、他府県の高校サッカー部、大学のラグビー部で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことを受けて、本校も対策を万全にするようにとご指導がありました。また、始業式が始まるまで、教材研究や資格取得の為に時間を有効に使うようにと述べられました。(K

2020年8月5日水曜日

1学期終業式







本日は、1学期終業式の日でした。本来であれば718日(土)に終業式が行われる予定でありましたが、新型コロナウイルスによる休校などの影響で、本日となりました。神前奉告の儀、学院長講話が行われ、その後、中高に分かれての終業式となりました。学院長講話のなかで理事長・学院長先生は、再度、新型コロナウイルスへの注意喚起を呼び掛けられ、「自分の身は自分でしっかり守るように」と述べられました。次に、「皆さんが神社前で一礼する姿を見ると、非常に嬉しい気持ちになります。」とおっしゃられた後に、学院神社の歴史をご説明されました。最後に、「夏休みを有効に活用し、健康に気をつけ、思い出に残るように過ごしてください。そして、2学期の始業式に元気な姿で会いましょう」と述べられました。(K


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2020年8月3日月曜日

千早赤阪村の新しい村長を表敬訪問


加齢と共に「時の速さ」を感じているのだが「多聞尚学館」に関する限り、逆に「まだ11年程度か?」と思ってしまう。それだけ私のこの施設に対する「思い入れ」は大きい。あれは平成21年だった。校外学習施設を物色していた私は廃校となった当時の「千早赤阪村立多聞小学校」に偶然、遭遇し、一目で気に入った。太平記の描く鎌倉軍と戦った千早城の攻防で獅子奮迅の戦いで僅か1000人の軍勢で100万の大軍を縦横機略のみで打ち破った「楠木正成公」はここ、千早赤阪村で誕生された。室町幕府の崩壊に繋がった名将楠木正成公のゆかりの施設で多聞は正成公の幼名多聞丸から来ている。私はこれを当時の松本村長にお願いし、1億円で譲って貰った。爾来定期的に資源を投入し今に燦然と輝く、生徒が好きに来て自由に勉強出来る多聞尚学館を作ったのである。本校の「宝物」の一つである。



今度の選挙で4期16年務められた松本村長が新人の南本斎氏に破れ新しい村長が千早赤阪村に誕生した。政教分離であるが以上のような経緯から本日私は南本村長に当選のお祝いを申し上げるべく表敬訪問を行った。理事の大阪護国神社宮司の南坊城宮司にも同席を願った。村長の奥様とライオンズクラブの関係でご懇意と聞いたからである。村長室で和気あいあいと話しが進み、一度村長も尚学館や学校にも行きたいと言われていた。基本は大体週末使用であり、今までも地元には開放しており地元のお役に立てるためには何でも応援したいと申し上げた。例えば文化祭とか老人会のカラオケ大会とかである。村長は神話の世界に大変興味を持たれ、私は古事記の世界「天孫降臨」の話を申し上げた。千早赤阪村も変らなければならない。新時代の到来であり、本校も地元とタイアップして盛り上げて行きたいと思う。




 村長にお会いした後私は久しぶりに尚学館に立ち寄ることにした。コロナの影響で現在宿泊を伴う学習合宿は自粛しており閉じられた館内は少し「黴臭く」なっているというので業者さんを入れて今日から対策をとっている状況を自ら視察する為と生徒の為に三度三度食事を作る「厨房」設備を最近一新したのでそれを見る目的もあった。大型の「スチームコンベクション」と言い、どんな料理でも大人数分が極めて短時間に調理できるらしい新兵器も入っていた。調理責任者の方とも初めてお会いした。私は「保健衛生管理と食中毒防止」に全力で当たって欲しいとお願いした。私はどういう訳かこの大阪府唯一の「村」が好きで今年3月には浪速中学校生徒の屋外活動の拠点として「多聞果樹園・農園」次いで「多聞楽舎」を完成させている。久し振りに楠木正成公の馬上像を仰ぎ見て、これを苦労して作った当時を思い出して感無量であった。

2020年8月1日土曜日

8月一斉参拝







本日は、8月一斉参拝の日でした。本来であれば、神社前に全校生徒が集合して実施していますが、新型コロナウイルスの感染対策、熱中症対策の為、テレビ放送による遥拝参拝、学院長講話が行われました。理事長・学院長先生はまず冒頭に、新型コロナウイルスについての現状をお話され、「自らを守る事が大切であり、それが周りの人を守ることにも繋がります。」と述べられました。次に寺井名誉宮司先生から寄贈された「常若(とこわか)」の書画についてご説明され、生徒たちに常に若々しくいるように、そして、神社神道の学校で学ぶ生徒として「友達を大切にしてほしい」と述べられました。最後に、非常に暑くなってきているので、熱中症に気をつけるよう生徒への指導をなされ講話を終えられました。(K


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