2025年2月10日月曜日

19回目となる高校入試で思う事

 幾分寒さが綻んだ朝となった。今日は遂に「高校入試の当日」であったが、全く問題など無く14時55分、試験が終わり私は「ホッ」」と安堵した。入試と言うのは本当に気を遣う。私がこの学校に着任したのは平成18年の12月末だから、最初に経験した入試業務は平成19年3月の事であった。実に今から19年前の事である。言い換えれば私にとって19回目の高校入試が今日である。19と言う数値は「おぎゃー」と生まれた赤ちゃんが成人に達するくらいの期間だから短くはない。私は最早「入試のベテラン」と言っても良い?19年前の数値を入試広報部に調べて貰うとその時の出願者が1420人(入学者は482人)であった。それが今や総勢2554人だから大きく伸びたものだとつくづくと年月の長さとこの間、本校に様々な形で関与してくれた人々のお顔を思い出す。仕事は人が作り出すもので自然が為せる業ではない。そう考えると人間の力は偉大であり無尽である。 


8時10分からの集礼の最後に私は並み居る先生方に校長、教頭、教務部長と具体的な指示や指導の言葉があったので私からは「今日一日、頑張りましょう!先生方宜しくお願いします」とだけ述べ、深く頭を垂れてお願いした。私はこれだけでで良い。府内の私立高校で最も多くの受験生が来る学校となった。続々と受験生が正門をくぐってきている。19年前の本校は基本的に併願校であったが、それが今や専願生が900人と言う専願校に育ったとも言える。この評価は簡単ではないが、私は少子化の進展の中で「本校一筋、浪速一直線」という専願校がこれから生き延びていくポイントと考えた。あくまで「超進学校」を目指し、浪速丸の舵を切るのは可能であったが、その道が正しい、適切だと思えなかった。頂上の見えぬ苦難の道であったろう。そこまで本校の体力が続くとは思えなかった。その哲学が19年間で実現したのである。 


全ては歴代の校長先生以下諸先生のお力であり、なかんずく活きた活動を開発しながら走り、ネットワークとノウハウを積み重ねて来た歴代の「入試広報部の面々の成果」である。この間の公立中学校のご理解とご支援、ご関係の塾の先生方、歴代の本校卒業生やその保護者の方々のお蔭である。浪速改革の中で本校で学んだ生徒とその保護者の「浪速、ええでー!」のご評価が「じわじわ」と広く滲んでいったからこそ、この19年間「右肩上がり」で本校は伸びて行った。今日は全ての私立高校が受験日としているが、開校102年目の今年の入試がこのような状況にあるのは間違いなく「何かが有って今がある」のであって自然発生的に今があるのではない。又やはり何かがあったのはまず「徹底した教育環境の整備充実」である。これだけは日本全国でどの学校にも負けていないという自負がある。 


しかし幾ら美麗な校舎を持ってしても生徒が来てくれる訳ではない。「能力高い教職員の誠実な対応と面倒見の良さ」があればこそ、為せた事だと私は断じている。「学校は教員で栄え、教員で滅ぶ」は事実であり真実だ。そしてまず「何かに畏怖する謙虚な姿勢」があったからこそ、何かが伴ったのである。「それ行け、どんどん派」では思わぬ失敗もある。ただ一点過去某大学との連携を急いだあまり、苦汁を飲んだこともあるだけに、それ以降は学校運転に関する限り、「安全運転」に徹した。安全とは「速度の遅さ」を言うのではない。まず「ハードウエア」は最高のものにし、「ソフトウエア」は間合いを図り、強弱、緩急をつけて「目配り、心配り」を忘れず、教職員の「信賞必罰」を徹底したことだと思う。我々のこのような姿勢を神様は評価し、応援して下さったのではないだろうか。私は「ご神慮」「ご加護」「ご神恩」に感謝申し上げたい。

2025年2月8日土曜日

誇りを持って入学試験会場作り

 曜日の日めくりが良くて、今日は土曜日、10日の入学試験日との間に日曜日が挟まれた。少し気分的に余裕がある。従って今日は「高校入試会場作り」に集中できた。昨日の放課後に生徒の奉仕を得て既に各教室に「机と椅子」は定められた数だけ出したり、入れたりして、会場作りの大方は整っているから今日は言わば最後の掃除と机の上の受験番号など「最終チェック」ということになる。試験会場は56教室、別室受験の生徒の為に別に6教室用意した。ここに10日には2554人の受験生が緊張の面持ちで本校に登校して来るはずである。

 従って今日は全教職員出勤日であるが、定刻には全てが終わり「上がり」となった。教室内の生徒の私物は全て持ち帰らせ、掲示物などもすべて取り外し、勿論ごみ箱も空にし、机と椅子は縦横線を揃えて会場となる教室は徐々に緊張感を漲らせてきたように見えた。特に重要なことは受験番号のシールの貼り間違いのないようにすることだ。8時20分から朝礼があり私は顔を出したが、皆さん、余裕ある良いお顔をされていた。それは多くの受験生が来てくれるからである。私立にとって少ないか多いかはあらゆる事、全てに影響が出るから、私は「幸せを噛みしめながら」会場を回った。 



今朝の新聞各紙は1月31日付けの公立中学校校長会調べによる、府立高校の進路希望調査の数値が紙面に踊っていた。各紙とも特徴として全日制128校のうち「72校が定員割れの可能性」があると報じていた、朝日はわざわざ別の紙面に囲み記事で特記していた。昨年とまったく同じ様相である。この現象は公立のみならず私立も半数前後の学校が定員割れの可能性があり完全に「二分化」されている。この数値はこれから進路相談などで少し変動していくが、大きな変動はないだろう。入試広報部は早速本校の併願校の定員と応募数から「併願戻り」の想定をしてくれたが、これを見ると今まで私がこのアラウンドで記述してきた入学者予想の数値と大体一致している。 


この後3月7日、9日と最新の数値が新聞発表される。この間、各公立の受験数値は変動し、3月12日の試験日まで「受験先変更」「公立併願から私立専願への切り替え」等々、人間ドラマが繰り広げられていく。従って現段階で本校の入学者予想など確定した数値は書けないが経験則で言えば1100人前後で落ち着くかも知れない。いずれにしても昨年の新記録数値である966人は大きく超えるだろう。本校への受験者は内部生込みで2554人と前述したが、この数値は府内私立高校の内、2年連続でトップの受験生の数の多さである。それだけに我々は「誇りを持って試験会場を立派に設営」し、10日の本番に受験生が元気で登校し試験問題に挑戦して欲しいと思っている。全てが終わり「入試総責任者の高校校長」が「全ての準備が整いました」と報告に来てくれた。そのお顔は満足感に満ち足りていた。



2025年2月6日木曜日

常に自戒「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

 今朝の新聞は本当に面白いというか、「激動する世界の中の日本」、「混沌とした日本の中の大阪」と言う感じで私は捉えた。5紙全てを「なめるように」読んだ。まずホンダと日産の統合協議が打ち止めになったという記事だ。スピード感のはっきりしない日産の態度に業を煮やしたホンダが子会社化するという提案にプライドの高い日産が即座に「ノー」を突き付けた様子である。二番目は例によって「トランプ騒動」だ。何とガザのパレスチナ人を他国に追い出し、アメリカが管理してガザを地中海のリゾート地であるリビエラのようにするとイスラエルの首相に語ったことだ。この記事に私は吉本新喜劇流で言えば「ずっこけて」床に倒れこんだ感じだ。三番目は来年度予算でギリギリの折衝が続く、少数与党の政府が高校の授業料無償化の為に所得制限を外すというカウンター案を維新に投げたことだ。維新の求める私立高校の完全授業料無償化は今後の検討課題とすると記事にはあった。 

以上3件について筆者みたいな浅学菲才の者でも「意見は持っている」が、このブログの趣旨からすれば外れるので止めておく。「人間というのは人それぞれ、業を背負って生きている生き物」だと今更ながら思った。特定の対象や個人攻撃ではなくて、誰もが陥る人間の「落とし穴」は「傲岸、不遜、相手への敬意やリスペクト、過剰なプライド、スピード感欠如、自己保身、優柔不断、他や失敗に学ぶ姿勢の欠如」等々かも知れないと今更ながら強く感じた。ハラスメントなどもここから来る。私は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の句を思い出し,自戒を込めて今後とも細心の注意でこの学校の設置者として学校経営と校務運営を行って参りたい。

 今朝の新聞各紙は2月3日正午現在の集約であるが私立94校の内部進学、外部募集、合計数値である総募集数に対して「応募総数」とその内訳として専願、併願数を細かく発表していた。お陰様で本校は専願が900人、併願が1540人、応募総数が2440人とどの数値を見ても府内トップの位置であった。トップだから良い学校と言う訳ではない。ただ「人気を集めている」というレベルの話だ。特に専願者が900人というのは初めてである。私は各校別の数値を俯瞰しながら勿論少ないよりは多い方が良いわけだから嬉しい気持ちもあるが一方では他の私学への気持ちもあり、複雑な気持ちも沸いている。 




記事から言えることは府全体で応募者は昨年度より減少しているから間違いなく少子化が進んでいる。同時にその数値以上に私学選択の数が大きく伸びており、大阪府が政策として整備してくれた私立高校完全授業料無償化の施策の影響があることは自明の理である。ただこの法律は94校すべてに適用されており、それでもトップの本校が専併合わせて2440人に対して少ないところは200人以下の学校が23校もある現実が今目の前にある。この点をどのように読むかである。共通の土俵の中で選択される学校と言うのはそれなりの「選ばれる理由」があるのであってそこには「打ち出の小槌」はない。建学の精神、教育環境、教職員の力量と態度、部活動、広報説明責任」等々多くの背景があるのであろう。 

このアラウンドは書くのに気を遣った。しかし頑張ってくれた教職員の為にこの学校を設置している理事会の理事長として論評をこのタイミングを得て書くことこそが本校を選択してくれた受験生、保護者、関係者への私の責任だと思って書いた。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の句は決して頭の中からは何時も消えていない。10日の私立一斉試験日に向かって今日から具体的な準備に入る。

2025年2月5日水曜日

令和7年度人事異動内示

 遂に中学校の耐寒行事である「金剛山登山」も今年で止めにするかなと今考えているところだ。千早赤阪村に「多聞尚学館」を有するから、下山後の生徒に対して保護者の手によるトン汁サービスなど極めて便利だし、浪速中学校の生徒の「心身の鍛錬」と「存在感」発信と丁度良いと思い、私が中学校校長兼務時代に始めた。この行事も15年間継続してきたが遂に「断捨離」の時が来たかと嘆息している。中学1年生と2年生だが学校への帰還が何しろ遅い。昨日も18時を回っていた。これは保護者にもご迷惑だし、教職員の負担も大きい。働き方改革に逆行する。そして私の気持ちの決め手になったのは現在の金剛山は携帯電話が通じないという事だった。これは生徒を護るには極めて問題である。ロープウェイも無くなり電話でのやり取りも出来ないところに多くの中学生を行かせる訳にはいかない。 

今朝は7時40分から「13人の教員への人事異動内示」を行った。常務理事、高校校長、中学校長同席である。4月1日発令であるが、高校入試前にはまず学年主任を決める必要がある。もちろん管理職についても早期に内示し新年度の準備に入って貰わないといけない。内示内容に皆さん、驚いた様子を見せたが概して「頑張ります!」との力強いメッセージを受けた。このようにして仕事が変わることで人間は成長していく。人事の要諦は新しい仕事を与えることだ。中高共に新記録の入学者を抱え、船出できるのは嬉しいことだ。頑張って欲しいと思う。 教職員全体には13日に臨時職員会議を持って発表する。




今日は珍しいお客様があった。日本相撲協会の理事で、角界で最も伝統ある著名な「出羽の海部屋」の出羽の海親方(師匠)」である。過去3人の理事長と3人の横綱や関取を輩出している名門中の名門である。何と急に決まった話であるが本校の中学3年生のH君がこの度、浪速高校に進学するのを止めて将来の横綱を目指して「角界入り」をする。その挨拶と言うことで親方自ら本日東京から大阪に来て今回の本校訪問となった。実は神社神道と大相撲とは関係が深く、横綱に推挙されたら明治神宮で初めての土俵入りをする。地方巡業でも多くの神社が部屋の準備に協力をしている。 



出羽の海親方、大変立派なお方をお見受けした。同席されたご両親も寂しさ半分、嬉しさ半分と言った内心だろうが、私は大いに激励し、もし十両に昇進したら後援会を作り「化粧回し」を寄贈するとまで申し上げた。中卒で角界入りするのは親方が言われていたが、極めて厳しいが出世にも繋がると大いに期待している様子が見て取れた。長い浪速生活の中で浪速中学から相撲取りになることは初めてのケースで私は応援する積りだ。

2025年2月4日火曜日

中学校冬山耐寒行事「金剛山トレッキング」

 私が「管理職会議」を持つ時は大体前日にアナウンスし翌朝一番にするのだが、昨日は急遽夕刻に集まって貰った。明日は中学の金剛山登山や中学2月入試があり、バタバタするから前倒ししたのである。目的は「4月からの新年度の人事体制」についてであった。人事は理事長の専管事項であり、協議ではなくて管理職にまず知らせ、そして当該の本人に内示する手順である。内示は5日の午前中に決めた。何時も高校入試の前に伝達するのである。そして13日の臨時職員会議で全員に告知する。この管理職会議が終わった時に私は中学校長に「明日の金剛山登山は十分気を付けるように」と過去の例を挙げてサジェッションした。テレビでも今週の気象について注意喚起がなされていたのが気になっていたからである。 


しかしそれでも気になった私は帰宅後、中学の管理職に電話して危険回避の観点から「止めるのも一案」とまで言ったのだが、結局、今朝中学校の1,2年生は金剛山に向かって定刻に学校をバス分譲で出発した。今朝早くから金剛山の登山道や頂上の状態を調査したら、雪は無く、足元も悪くなく、風も強くはないので実施することを私は受け入れたのである。「耐寒登山」として恒例の冬の行事であるトレッキングの日は楽しいが「危険が隣り合わせ」で極めて注意が必要である。登山靴とアイゼンは全員が身に着け「完全装備のいでたち」としている。生徒は我々の心配は「どこ吹く風」と言う感じで、「はしゃいで」バスに乗り込んだ。この行事は保護者が下山後の生徒を待ち受け、温かい「トン汁」を用意して待っているなど「麗しい光景」が見られるもので今や中学校の有名行事になっている。無事の帰還を願っている。 

同時並行で今日は最後の最後である「中学校2月特別選抜入試」の日であった。結局2名の受験生が出願してくれたので粛々と進めた。この入試は学力試験は負荷せずに面接と資料考査である。私は朝のキックオフで「誠実に」進めるように指示をした。10時過ぎに判定会議があり、結論を出した。12時にWEB発表である。

 

昨日夕刻、中学校生徒と教員が出て行き、全くの空き校舎となった西館の改造状況を視察した。万全の養生で工事に着手していた。素晴らしい高校教室が3月末までに6教室分完成する。部屋の広さは中央館や東館よりも相当広くなる。使い勝手の良い教室になるだろう。これで高校の25クラス対応には余裕を持って出来る。我ながら何か「詰め将棋」「パズル」みたいに次々と教室が変貌できるのが我々の自慢である。プレハブ教室など生徒に使わせたことはないのが私の誇りだ。だからこそ、この20年間、生徒が膨れ上がってきても対応できたのである。この西館は恐らく先行き8年から10年以内で解体され、「浪速アリーナ」に変貌することは長期計画で決定済みであるが、例え使用期間は短くとも美麗で機能的な教室を用意するのが本校流である。


2025年2月3日月曜日

「All's well that ends well」終わりよければ全て良し

 30日の「高校卒業式」、そして31日の「中学校の民族大移動」に続いて、今日は2月3日、「一斉参拝」の日となった。新中学校棟は工事用の幔幕が取られ、新校舎の全容が目に飛び込んできた。登校してきた教職員や生徒も目にしたと思う。校内に高校3年生の姿は無いが、私は中学高校の代表生徒を引き連れて2月の学院神社一斉参拝を行った。2月は「如月」、別名「衣更着」「初花月」とも言い、寒さがピークを迎える。確かに予報によれば今週は寒波が襲うとか。しかし大阪ではそれほどの寒さを感じない朝であった。 

「学院長講話」では当然盛り上がった高校卒業式の雰囲気、そして中学民族大移動の話を生徒に語った。今日のメインの話は3学期もあと少しで終わるが、大切な事は「終わりよければ全てよし」ということわざの如く最後を上手く締めくくる事だと強調した。その為に中旬からの「学年末試験」を頑張れとの激励をした。私の人生訓でもあるがスタートダッシュに失敗しても「物事には最後の結末が大事」であり、胸を張って見事に上級生に進級し、新入生を迎えよ!」と述べた。少し気障っぽいがここは学校であり、機会を得ては私は英語を使うようにしている。“終わり良ければ全て良し”はシェイクスピアの戯曲「All's well that ends well」から来ていると生徒に伝えた。 

中学の明日2月4日の「2月入試」は現時点で志願者は1名であるが、これは粛々と進める。今のところ169人で変更はない。過去最大の数値で初めて5クラス体制になるだろう。素晴らし事だ。高校は2月10日の学力試験に出願している受験生は2440人となっている。驚くべき数値で勿論過去最大である。これに浪速中学から114人加わって出願総数は2554人だ。うち専願者が899人だからどう計算しても入学者は1150人から1180人になる見込みである。果たして25クラスで済むかどうか心配である。いずれにしても中高共に新記録の入学者を抱え、学校全体では3300人前後を有する超マンモス校となる。責任を持って3300人の生徒を大切に預かり、教育活動を展開する。終わりよければ全て良しだ。 


午後に理事長特別表彰があった。昨年夏の第32回全国中学生空手道選手権大会にて「団体組手優勝」「個人組手優勝」と全国完全制覇を成し遂げた6人の中学生空手道部員に「道着」をプレゼントし顕彰した。道着の裏には木村智彦の名が刺繍されており、この道着を着る限り私に見守られているという意味で15年前くらいから行っている。選手諸君は良い顔をして、喜んでくれた。しかし私は顧問の先生方に申し上げた。半年後に手渡すのは如何にも遅いと。また今回限りではなく、何時も半年くらいかかっている。有名なメーカーらしいが納期は重要な要因であり、次回からメーカーを変更することも検討せよと指示をした。ビジネスで納期が半年というのは最近では聞いたことがない。購入先を広げよ。




2025年2月1日土曜日

今の時代、「民族大移動」という言葉を使う人は居ない。

 今の時代、「民族大移動」という言葉を使う人は居ない。しかし世界史では有名な言葉であり、民族移動時代とも言い、西暦300年から700年代にかけて、ヨーロッパで起こった、諸民族移住時代のことである。この移住はゲルマン系及びスラブ系の移住、更に東方系の諸民族を主体とし、これは中央アジアでのテュルク系民族の圧力や、人口爆発、気候変動、疫病の蔓延などが要因とされている。どうしてこのような事をグダグダ書くのかと言えば、民族大移動などの歴史的言葉がどういう訳か大好きで、身体がぞくぞくする。私は言霊に快感を感じるのである。昨日「本校でも民族大移動??」があった。 

30日に高校3年生が卒業して行った。20クラス分の教室が空いた。そこで早速翌日の31日に西館の職員室の先生方や中学生全員が東館、中央館に移動して行ったのである。これを私が勝手に民族大移動と表しているだけの話だ。同じ民族だし、わずか100メートルくらいの距離を移るだけなのにアホらしいと言えばそれまでである。中学生は自分のカバンだけと必要なものだけをロッカーから移すだけだがその喜びようは尋常ではなかった。幾分広い教室という事もあっただろうが教室を変わるというだけで興奮気味であった。彼らは3月末にまた大移動だ。今度はまっさらの新品の教室に移動だ。すなわち建設中の新校舎である。それにしても中学生は可愛い。 

職員室も高校の教室に間借りだ。校長先生は4階の国際コースの部屋にポツンと一人いた。



先生も中学生も居なくなった西館は南海辰村建設さんの手で今日から「突貫」で改造される。中学生の教室は体格に合わせて幾分狭いのでこれは高校生には相応しくないから「中学3教室分を高校2教室分に改造」するのである。改造と言っても新設以上の良い質が担保されている。これで今回高校生用の教室が6教室確保されるから高校の新一年生が25クラスになっても受け入れられるのである。何か「パズル」みたいだが、このようにして今まで立派な広い教室を高校用に確保してきたから生徒数が右肩上がりの伸びでも生徒を吸収出来た。これも根本は東館・中央館・NS館と一体化した校舎に多くの教室数を配置して建設してきたからだ。この辺の「先見」は私のささやかな自慢である。私立学校で最も重要なことは用意する教室の数と質だ。美麗で機能的であり発展性のある教室を多く有する学校は強い。