2025年2月8日土曜日

誇りを持って入学試験会場作り

 曜日の日めくりが良くて、今日は土曜日、10日の入学試験日との間に日曜日が挟まれた。少し気分的に余裕がある。従って今日は「高校入試会場作り」に集中できた。昨日の放課後に生徒の奉仕を得て既に各教室に「机と椅子」は定められた数だけ出したり、入れたりして、会場作りの大方は整っているから今日は言わば最後の掃除と机の上の受験番号など「最終チェック」ということになる。試験会場は56教室、別室受験の生徒の為に別に6教室用意した。ここに10日には2554人の受験生が緊張の面持ちで本校に登校して来るはずである。

 従って今日は全教職員出勤日であるが、定刻には全てが終わり「上がり」となった。教室内の生徒の私物は全て持ち帰らせ、掲示物などもすべて取り外し、勿論ごみ箱も空にし、机と椅子は縦横線を揃えて会場となる教室は徐々に緊張感を漲らせてきたように見えた。特に重要なことは受験番号のシールの貼り間違いのないようにすることだ。8時20分から朝礼があり私は顔を出したが、皆さん、余裕ある良いお顔をされていた。それは多くの受験生が来てくれるからである。私立にとって少ないか多いかはあらゆる事、全てに影響が出るから、私は「幸せを噛みしめながら」会場を回った。 



今朝の新聞各紙は1月31日付けの公立中学校校長会調べによる、府立高校の進路希望調査の数値が紙面に踊っていた。各紙とも特徴として全日制128校のうち「72校が定員割れの可能性」があると報じていた、朝日はわざわざ別の紙面に囲み記事で特記していた。昨年とまったく同じ様相である。この現象は公立のみならず私立も半数前後の学校が定員割れの可能性があり完全に「二分化」されている。この数値はこれから進路相談などで少し変動していくが、大きな変動はないだろう。入試広報部は早速本校の併願校の定員と応募数から「併願戻り」の想定をしてくれたが、これを見ると今まで私がこのアラウンドで記述してきた入学者予想の数値と大体一致している。 


この後3月7日、9日と最新の数値が新聞発表される。この間、各公立の受験数値は変動し、3月12日の試験日まで「受験先変更」「公立併願から私立専願への切り替え」等々、人間ドラマが繰り広げられていく。従って現段階で本校の入学者予想など確定した数値は書けないが経験則で言えば1100人前後で落ち着くかも知れない。いずれにしても昨年の新記録数値である966人は大きく超えるだろう。本校への受験者は内部生込みで2554人と前述したが、この数値は府内私立高校の内、2年連続でトップの受験生の数の多さである。それだけに我々は「誇りを持って試験会場を立派に設営」し、10日の本番に受験生が元気で登校し試験問題に挑戦して欲しいと思っている。全てが終わり「入試総責任者の高校校長」が「全ての準備が整いました」と報告に来てくれた。そのお顔は満足感に満ち足りていた。