私が「管理職会議」を持つ時は大体前日にアナウンスし翌朝一番にするのだが、昨日は急遽夕刻に集まって貰った。明日は中学の金剛山登山や中学2月入試があり、バタバタするから前倒ししたのである。目的は「4月からの新年度の人事体制」についてであった。人事は理事長の専管事項であり、協議ではなくて管理職にまず知らせ、そして当該の本人に内示する手順である。内示は5日の午前中に決めた。何時も高校入試の前に伝達するのである。そして13日の臨時職員会議で全員に告知する。この管理職会議が終わった時に私は中学校長に「明日の金剛山登山は十分気を付けるように」と過去の例を挙げてサジェッションした。テレビでも今週の気象について注意喚起がなされていたのが気になっていたからである。
しかしそれでも気になった私は帰宅後、中学の管理職に電話して危険回避の観点から「止めるのも一案」とまで言ったのだが、結局、今朝中学校の1,2年生は金剛山に向かって定刻に学校をバス分譲で出発した。今朝早くから金剛山の登山道や頂上の状態を調査したら、雪は無く、足元も悪くなく、風も強くはないので実施することを私は受け入れたのである。「耐寒登山」として恒例の冬の行事であるトレッキングの日は楽しいが「危険が隣り合わせ」で極めて注意が必要である。登山靴とアイゼンは全員が身に着け「完全装備のいでたち」としている。生徒は我々の心配は「どこ吹く風」と言う感じで、「はしゃいで」バスに乗り込んだ。この行事は保護者が下山後の生徒を待ち受け、温かい「トン汁」を用意して待っているなど「麗しい光景」が見られるもので今や中学校の有名行事になっている。無事の帰還を願っている。
同時並行で今日は最後の最後である「中学校2月特別選抜入試」の日であった。結局2名の受験生が出願してくれたので粛々と進めた。この入試は学力試験は負荷せずに面接と資料考査である。私は朝のキックオフで「誠実に」進めるように指示をした。10時過ぎに判定会議があり、結論を出した。12時にWEB発表である。
昨日夕刻、中学校生徒と教員が出て行き、全くの空き校舎となった西館の改造状況を視察した。万全の養生で工事に着手していた。素晴らしい高校教室が3月末までに6教室分完成する。部屋の広さは中央館や東館よりも相当広くなる。使い勝手の良い教室になるだろう。これで高校の25クラス対応には余裕を持って出来る。我ながら何か「詰め将棋」「パズル」みたいに次々と教室が変貌できるのが我々の自慢である。プレハブ教室など生徒に使わせたことはないのが私の誇りだ。だからこそ、この20年間、生徒が膨れ上がってきても対応できたのである。この西館は恐らく先行き8年から10年以内で解体され、「浪速アリーナ」に変貌することは長期計画で決定済みであるが、例え使用期間は短くとも美麗で機能的な教室を用意するのが本校流である。