2025年2月3日月曜日

「All's well that ends well」終わりよければ全て良し

 30日の「高校卒業式」、そして31日の「中学校の民族大移動」に続いて、今日は2月3日、「一斉参拝」の日となった。新中学校棟は工事用の幔幕が取られ、新校舎の全容が目に飛び込んできた。登校してきた教職員や生徒も目にしたと思う。校内に高校3年生の姿は無いが、私は中学高校の代表生徒を引き連れて2月の学院神社一斉参拝を行った。2月は「如月」、別名「衣更着」「初花月」とも言い、寒さがピークを迎える。確かに予報によれば今週は寒波が襲うとか。しかし大阪ではそれほどの寒さを感じない朝であった。 

「学院長講話」では当然盛り上がった高校卒業式の雰囲気、そして中学民族大移動の話を生徒に語った。今日のメインの話は3学期もあと少しで終わるが、大切な事は「終わりよければ全てよし」ということわざの如く最後を上手く締めくくる事だと強調した。その為に中旬からの「学年末試験」を頑張れとの激励をした。私の人生訓でもあるがスタートダッシュに失敗しても「物事には最後の結末が大事」であり、胸を張って見事に上級生に進級し、新入生を迎えよ!」と述べた。少し気障っぽいがここは学校であり、機会を得ては私は英語を使うようにしている。“終わり良ければ全て良し”はシェイクスピアの戯曲「All's well that ends well」から来ていると生徒に伝えた。 

中学の明日2月4日の「2月入試」は現時点で志願者は1名であるが、これは粛々と進める。今のところ169人で変更はない。過去最大の数値で初めて5クラス体制になるだろう。素晴らし事だ。高校は2月10日の学力試験に出願している受験生は2440人となっている。驚くべき数値で勿論過去最大である。これに浪速中学から114人加わって出願総数は2554人だ。うち専願者が899人だからどう計算しても入学者は1150人から1180人になる見込みである。果たして25クラスで済むかどうか心配である。いずれにしても中高共に新記録の入学者を抱え、学校全体では3300人前後を有する超マンモス校となる。責任を持って3300人の生徒を大切に預かり、教育活動を展開する。終わりよければ全て良しだ。 


午後に理事長特別表彰があった。昨年夏の第32回全国中学生空手道選手権大会にて「団体組手優勝」「個人組手優勝」と全国完全制覇を成し遂げた6人の中学生空手道部員に「道着」をプレゼントし顕彰した。道着の裏には木村智彦の名が刺繍されており、この道着を着る限り私に見守られているという意味で15年前くらいから行っている。選手諸君は良い顔をして、喜んでくれた。しかし私は顧問の先生方に申し上げた。半年後に手渡すのは如何にも遅いと。また今回限りではなく、何時も半年くらいかかっている。有名なメーカーらしいが納期は重要な要因であり、次回からメーカーを変更することも検討せよと指示をした。ビジネスで納期が半年というのは最近では聞いたことがない。購入先を広げよ。