今日は理事会・評議員会の日であった。3月の役員会は来年度の「予算議決」と言う重要な議題が主題だが、年度末と言うことで「入試結果」「大学進学実績」「人事案件」など重要案件が目白押しである。目白押しとはご存知のようにメジロが樹上に押し合うように並んでとまるところから、
多人数が込み合って並ぶこと、又物事が集中してあることを言うが、確かに理事や評議員の先生方が目白押しで居並び、議題も合計11テーマと目白押しであった。全てが慎重な審議の上で「満場一致」で議決され確認された。気持ちの良い理事会並びに評議員会であったと言える。これが平成最後の理事会となったが如何にも感慨深い。
31年度予算は30年度予算の執行状況と補正の上で見事な中身で定まった。会議はまず冒頭理事長から総括報告と提議・審議事項の説明がなされ、その後各担当から詳細報告がなされる。私の総括は資料をベースに“5月理事会で確定させるが、一言で言えば申し分のない30年度決算見通しである。前述した教育環境の積み残し分をすべて完了し私学共済事業団への支払い、長期借入金返済基金としての特定資産を○億円積み増した上で、次年度繰越支払資金として○億円を残せた。これらをベースに31年度予算も極めて中身の良い予算となった。来年末には私学共済事業団への融資金支払い資金も積み上がり、実質「無借金経営」に財務状況になる。”と報告した。
府内の大手神社の宮司様が役員にご就任して頂いているが皆さん大変立派な、いわゆる「人物」である。東京の湯島天満宮、例のほら、湯島通れば思い出す、お蔦主税の・・・」の歌で有名な湯島天神の宮司様も新幹線で日帰りで参加して頂いている。この方は或る面、「東京のお顔」のお一人であり本校のOBでもある。3年任期で来年は役員改選期であるが、本校は大阪神社庁から生まれた私立学校であり、今でも関係が深い。切っても切れない仲であるし、私は何時もこの事を教職員に伝えている。神道の教えは日本文化の根底にあり、神道は空気であり風だと私は思っている。所謂私立高校にありがちな個人の「○○家の学校」でないところが私には良かったと思っている。「万機公論」の空気が広がり自由だからだ。この事を本校で給料を得ている教職員は身に沁みて分かっていなければならない。本校は極めて「自由闊達な学校」だということを。