硬式野球部 遠山監督初陣！「三岳に登れ」

７月４日の日刊スポーツに又本校硬式野球部遠山監督の記事が大きく出ていた。見出しは「遠山監督、浪速２３日初陣！！ｖｓ桃山学院」。監督のコメントは「僕が一番楽しみにしている」「３年生２２人、この子たちと１試合でも多く」とあった。素晴らしいコメントである。遠山さんはやはり「立派な人」である。「人間的に優しい人」である。だからメディアは定期的に取材をして記事にする。記者がその「人間性」を認めているからこその取材の頻度である。単にプロ野球界のスターだった人が高校野球界の監督に転身したからだけではない。 

昨年の１１月に監督として招聘して半年が過ぎた。このコロナによって春夏の地方予選大会が中止になり「初采配」が遅れたがようやく２３日花園球場で本校の近隣にあるライバル校の桃山学院とプレーボールだ。私は野球が大好きで大体硬式野球部の公式戦には応援に出掛けるから２３日にも行く積りだと顧問に伝えたら早速部屋にきて今日から毎日体温を記録し、頭痛、せき、のどの痛み、息苦しい、体がだるい、の５項目をチェックし記録し高野連に報告しなければならないとか・・・。

今朝遠山さんに部屋に来て貰い、久しぶりに懇談し激励した。明るく、快活で話しが大いに盛り上がったのである。私は焦ることなくじっくりとチーム作りをされるようにお願いした。注目の的だからプレッシャーがあるかも知れないがどうぞ、リラックスして良い試合をされるようにお願いした。屋久島は平成五年、日本初のユネスコ「世界自然遺産」に登録され、浪速中学校は何十年にわたってこの屋久島を「修学旅行の地」としている。私は遠山監督にこの地の銘酒である「芋焼酎　三岳」をプレゼントした。本土最南端、佐多岬から南へ六十キロの海上に浮かぶ「洋上アルプス」の異名をとる九州最高峰の宮之浦岳・永田岳・黒味岳を三岳と言い、数十座の急峻な山々が聳える。遠山監督にこの三岳を呑んで貰い、高き山に本校の硬式野球部員を連れて行って欲しいのである。「初陣の祝い酒」だ。