2020年11月16日月曜日

書き入れ時にコロナが・・・

14日土曜日に行われた「浪速中学校第2回プレテストの参加者」は昨年並みの数値を得て安堵している。アンケートにある保護者のお声は本校への賞賛ばかりで少し気恥しいが、小躍りするくらい私は嬉しい。特に中学校の校長の冒頭「浪速中学校」と現役の生徒からの「学校での生活」のプレゼンが大変良かったとあった。私はアンケートの中で次のような一文に気を留めた。「他の私立では説明会を実施していないか、実施されても時間が短く、限られた話しか聞けなかったが、浪速中学さんは情報提供が万全で大変嬉しかったです」「直接学校の話を聞くと安心します。資料だけでは学校は分かりません、生徒さんの生の声が聴けたのは良かったです。受験を考えます。」

 今後の予定は高校の入試説明会であり、12月には5日と12日の2回も計画している。例年本校では12月の参加者が一番多く、言葉は悪いが「書き入れ時」なのである。「かきいれどき」は「帳簿の記入に忙しい時」のことで、 そこから、商売が繁盛してもうけが多い時を指すのだが、利益を「書き入れる」が本来の意味だ。熊手みたいなもので「ガサッ」とかき集めるという意味ではない。私立学校は生徒を募集しそれで経営計画が成り立っている。まさに11月末から12月一杯は本校にとってもかき入れ時なのであるが、私の頭痛の種はコロナウイルスである。間違いなく我々はコロナによる第三波に襲われている。6日連続で新規感染者が増え、重傷者が増加、ウイルスも悪質化しているらしい。専門家は第1波の時より危険だとの警鐘を鳴らしている。

 マスクをしていない人や飲食に出掛ける若者も増えたという報道もある。マスクはワクチンと同じ効果があるから着用を法規制すべきとのドクターもいる。少し国民の気が緩んだか?特に我々の大阪の状況が悪い。こういう中で来春入学生の為に学校にて入試説明会を実施しているのだが、山場の12月に本校関係者からコロナ感染者が出て入試説明会が中止に追い込まれるようなことになりでもすれば、万事休すになりかねない。一応万全の対策は取って実施しているが、正直言って100%安全ですとは言い切れない。対応する本校の教職員、生徒の中から感染しているが無症状の者がいるかも知れないし、参加する受験生やその保護者にも同じような人が居るかも知れない。しかしそうだからと言って入試説明会を中止すると受験生に学校の中味を知らせる術が限られてくる。あれやこれやで心が休まる暇もない。

とにかく世の中は日々状況が変わっている。説明会が中止に追い込まれることが無いように万全の措置をとることが学校を守ることに繋がる。私は今日の校務運営委員会でも両校校長に指示して至急「更なる緊急のコロナ対策」を検討するように指示を出し、今日の校務運営委員会で提案し、明日の拡大管理職会議で具体的な議論をすることにした。期間は11月20日から年始の業務が始まる1月5日までだ。

 ①   教職員は不急不要な外出は控え、繁華街での飲食は慎むことが可能か?

 ②   教職員は不急不要な出張や本校を訪問する来客への応対も必要最低限にすることが可能か?当面は電話かオンラインでの外部との折衝にとどめるのだ。

   部活動は外部への遠征や他校との練習試合は禁止するという通達は可能か?

   入試説明会は帯同する保護者には受験生お一人につき1名の保護者同伴までとすることが可能か?等々

その他学校行事のやり方の変更もある。厳しい局面になってきた。