2022年6月23日木曜日

職員会議の名称を変えて良いかも?

 本日は5月12日以来の「定例職員会議の日」の日であった。今や本校では月度一回の「職会」であり、完全な「ペーパーレス」会議だ。その昔は月度最低でも2回は有ったものだが、今このように頻度が少なくなっているのは大変に結構な事で、その分、常日頃から「各自、情報取得に練達」になってきているからだろう。情報とは一人で待っていても来ない。自らが取りに行かないと駄目だ。背景には「校内イントラネットが完備」いることが大きい。教職員に貸与しているパソコンの費用も馬鹿にならないが私は常に最新鋭の機械を供与してきたのも全ては教職員の情報管理の為だ。集まって全員が会議、会議で学校が良くなることはない。自分に自信のない人間ほど会議、会合が大好きで、そこに身を置くことで安心するのであろう。 


本校がここまで進化したのは全て「ICTが学校全体」に及んでいるからである。分掌長から管理職、あるいは事務室から必要な情報が随時自分のパソコンに送信されてくるのでそれを時間のある時に目を通せば全ては済む。従って今や本校の職員会議は学校設置者たる理事長・学院長として高校、中学の双方に跨る課題などを統括する立場から「木村の肉声」で現状の学校の状況、方向、人事関連など大きな分野で話を聞くことが目的になっている。そういう意味で今日の職員会議でも5月の決算理事会の中味を全く同じ資料を使って冒頭に説明した。これをやっている学校は恐らく存在しないのではないか。有っても極々少数だと思う。私立学校は確かに「オーナー系の学校」が主力ではあるがそれでも学校設置者とそこに勤務する教職員が組織で学校を進化させていくことが重要である。教員間で「仕事上の好き嫌いや隠し事」などがあってはならない。 


従って私は何事も隠さず教職員に開示し、私が立場上、「言うべきことは言う」ことで今まで来た。この学校を設置しているのは理事会を総理する理事長の私であるから、この学校で働いている教職員には基本的に私の発言は「職務命令」と受け取って貰っても良い。そうしてこの20年間、学校は進化し、今や大阪を代表する規模の学校に育ち、保有する校外を含めた教育施設は「日本一」と言っても過言ではないと自負している。組織で最も重要な事は「向かうべきベクトル」を合わせることであり、これにより総合力は何倍にも拡幅される。これが「浪速の力」だと思って欲しいと今日も述べた。教職員が「バラバラ」では力は発揮出来ず、遅かれ早かれ衰退の道を歩むだろう。そうなってはいけないから私は心を込めて私の言葉で思いを全員に伝える。その場が今や職員会議である。この職員会議の言葉が相応しくなければ変えても良い。 


今日の会議でこの4月1日着任の教職員に1学期の終業式までに「A4版1枚の小論文」を人事センター長の高校校長に提出するように求めた。これは本校の形で、もうずっとやってきている事なのだが今年から時期をずらした。今までは着任1か月後の感想文程度のものであったのだが、今年から現場経験を増やして「本校にて何が貢献できるか」等のテーマでより具体的なご意見を聞きたいと方針を変更したものである。この中に光るような所感や感想文、意見や評価などを我々は参考にするのである。大体「紙に書いたものの中に真実が宿る」ものだ。私は大いに楽しみにしている。 

その他本日はその他多くの事について触れたのだが来週27日にモンゴルからの留学生1名が明年の3月31日まで10か月間の留学で本校に登校して来ることを紹介した。日本語検定試験では5級だと言うから、ある程度の日本語は大丈夫らしいので高校の2年国際コースに編入して貰って日本と言う国の一私立高校への理解を期待したいと思う。今や本校は留学生を受け入れる文部科学省ホストのアジアの架け橋プロジェクトの受け入れ学校となっており、この面でも国際化が進みつつある。これは小さいようではあるが実は大きなテーマであり、この大きな学校に海外からの高校生が一人も居ないほうが逆におかしいという私の方針が背景にある。