今日は「1学期の終了の神前奉告と終業式」の日であった。「この1学期は長かったなー」というのが正直な感想だ。4月から4カ月だというのに何故か、とても忙しかった気がしてならない。教職員の働き方改革の進捗、それに加えて新校舎NS館の工事着工など例年にはない大きな仕事があったことが影響しているのかも知れない。梅雨が明けて本格的な夏と思ったが戻り梅雨みたいな雨模様が多い毎日で、加えて蒸し暑い。しかしお蔭様で学校は落ち着いており、今日は無事に終業式を迎えた。昨年はコロナの関係で試験的に7月29日の終業式としたが、今年は元に戻して今日20日だ。明日から「お伊勢参り」が始まる。20クラスの高校1年生を5班に分けて実行する。本校にとって最も重要な学校行事である。
神前奉告の後の「学院長講話」では当然コロナの事や、有効な夏休み期間の過ごし方など指導した。終業式が終わったから、明日から「夏休み」とはならない。「学校の先生って良いですね!お休みが沢山あって」などは全くの的外れで、正直夏休みと言う概念は今の全国の学校には無いのではないか。高温多湿の日本の夏の過ごし方としては夏休みは意義ある選択だったと思うが今や、夏休み期間は制約から離れた、自由度の高い「自己の弱点を知り、そこを訓練し高める期間」だと理解すれば分かり易いと思う。2650人の高校、中学の生徒の行動がバラバラであるから、その分、教員には心配と負担感があるが、それでも学校の制約から離れた自由感を味わえる期間は何事にも捨てがたいから「日本の学校の夏休み」というのは素晴らしい日本人の知恵だと思う。
高校は明日から「特別講習」が始まる。「特別授業」は先週末で終わり学習を選択するクラスは「勉強強化作戦」で午前中70分の講習を3コマ行う。それ以外のクラスで部活優先の生徒はそれぞれクラブ活動にて技と人間を鍛えるスタイルである。高校3年生の特定のグループは27日から京都の宿で6泊の「受験対策集中講座」があり、高校2年生も特定のグループは本校の施設である千早赤阪村の「多聞尚学館」で27日から4泊の「学力強化作戦」が展開される。8月になれば4日間の予定で使える言語は「英語のみのインテンシブコース」が始まる。メニューを揃えて生徒の選択に任せる。部活動にとって夏休みは「書き入れ時」で汗と努力のスポーツ少年は走り回るのである。
そして8月5日からは学校は閉鎖され、「教職員のリフレッシュ休暇」を8月14日まで行う。この期間がようやく教職員には「ほっと」する期間である。そして8月24日が高校の2学期の、中学は翌25日に2学期の始業式だから「生徒も先生も」夏休みなどないようなものだ。私は初日の「お伊勢参り」に参加する。外宮、猿田彦神社、内宮の参拝し、1学期の成功に感謝の誠を捧げて来る。この15年間、真夏の伊勢神宮参拝を欠かしたことはない。ここまで「一本道」で来られたのは大神さまのお陰である。