9日(土)に行われた空手道部の保護者をお招きしての「茶話会」は無事に終わった。何しろ部員が104人もいるから保護者の数だけでも見た目、大変に多かった。しかし会場となった本校中央館6階の天空レストランはコロナ対策で席間隔を空けても面積の半分を残して十分に吸収できた。まさに「大きいことは良いこと」の証明であり、今後ともこの広場というか空間は様々な形で利用できるだろう。会そのものは大変に盛り上がった。お出しした飲み物はコロナを考え、パック、瓶詰めのコーヒー、ジュースに厳選した生ケーキに焼き菓子とし衝立も用意した。私はテーブルを次々と回りご挨拶したのだが、中には「理事長先生のお声を初めてお聞きしました」という保護者もおられた。
時間は丁度1時間ぴったりで終了した。コロナで会合が持てなかったこともあり、こういう形で「お互いが顔を見せる」ことが重要だと思って企画したのだが保護者会会長始め、皆さんに大変喜んで下さり良かった。記念撮影は高校、中学別々に行い、お土産に「NANIWAべーカリー・ブルの焼き立てパン10個」をお持ち帰り頂いた。これも大好評であった。保護者あっての生徒であり、高校はインターハイ、中学は全中を前にして良い激励会になったと思う。
前の現場での仕事の関係で着任が遅れていた現場所長となる南海辰村建設のN課長さんが本日着任された。誠実そうで中々立派なエンジニアだと一目で分かった。建設工事の出来栄えは全て現場所長の力量で決まる。着手した戦略的な「NS館」と引き続いて行われる本流「浪速中学校新校舎」建設工事は実質的に20日の終業式後始まるだろう。工期には余裕が無いが落ち着いて安全に良い仕事をして欲しいとお願いした。新所長さんから私は「ヘルメット」を頂いた。これを被って今後3年間、工事現場を歩き回ることになる。楽しみである。
未来を切り開く子どもたちの学びの場であり、この仕事に従事できることは幸せな事である。本校も来年は創立100年、南辰さんも創業100年の節目の年だ。浪速改革の最初の仕事は浪速武道館建設工事でゼネコンの南辰さんは隅々まで気を配った素晴らしい豪華な「浪速武道館」を造ってくれた。あれ以来空手道部は全国制覇を成し遂げ、今に続く日本の最強豪校に育った。多くの関係者が今に言われる。「あのような立派な空手道場で練習できる生徒さんは幸せ者」だと。そしてこの住吉の地に今に続く学校は今から100年前に旧制浪速中学校として歩みを始めた。その「新制浪速中学校棟を体育館棟から分離独立させて新たに新校舎を建設」するのである。創立時、創立後も艱難辛苦にあった先人はさぞかし草場の陰で新中学校棟が出来ることに涙を流して喜んでくださる筈だ。
大きな、大きな投資だ。しかし私は決断した。勝算があるから大きな投資を決断した。当然のこと、経営者としては「投資に見合うリターン」も期待する。私の趣味や道楽でお金を使うのではない。私は内外にこの事業を発信する為に広報宣伝にも力を入れる。今日は事業の内容を描いた標識と言うか看板の設置場所を関係者と決めた。既に本校で学んでいる生徒は「より誇り高く」、「この浪速で学びたいと言う生徒には大歓迎の気持ち」を込めた新しい看板は「浪速学院の求心力」を一層高めるだろう。