今日は安倍元総理の国葬の日である。私は国葬の朝に礼節ある日本の姿を示したいと思った。中央館屋上の国旗を半旗にし、正門の左右の門柱に国旗と弔旗を掲げた。生徒は家庭学習の日であり、静かな校内で一人学院神社の大神に頭を垂れて安倍さんの御霊に対して哀悼の意を示した。全国の都道府県や政令市では沖縄県と川崎市を除いて半旗が掲げられ弔意を示されると言う。さすが全国の首長のご判断は立派であると思った。我々は大阪府私学課の管轄下にある私立学校である。私学課からは弔意の強制などは一切ないが、教育現場に多くの特筆すべき事柄を成し遂げてくれた故安倍晋三氏に対して心からの感謝と哀悼の意を学校設置者として表すのは公人として、又一人の人間として当たり前の事だと信じて弔意を示す。
安倍政権7年8カ月の功績は枚挙にいとまがないが、我々教育の現場にいるものにとって忘れてはならないことは「教育改革」である。安倍政権は2006年、「教育の憲法」とも称される「教育基本法を改正」した。この法律によって教育現場は新しい息吹を感じ始めるようになった。これ以上はもう書くまい。事は葬儀であり、内外の弔問客が参拝されるこの国葬の日は、この有為な政治家の突然の死を悲しみ、深い哀悼の気をもちつつ、今日一日は静かに過ごしたいと思う。 「黙祷」