昨日は伊勢神宮での「参与・評議員会」があって出張してきた。3年ぶりの会議であり、全国から500人近い神職関係の方々が来られていた。神宮会館だけでは収容出来ずに第二会場が用意されており、神社本庁の統理や神宮の大宮司、それに崇敬会会長のパナソニック松下正治氏など勢揃いの会合で、しゃんしゃんと議事は進み、終了した。日本全国各地の宮司様が参集される極めて大きな神宮に係る関係者大会みたいな感じである。私は評議員を委嘱されてもう14年になるが神道の学校の理事長として出席している。楽しみはお土産に頂く「舞楽の陶製人形」であり、今年は「萬代舞(よろずよまい)」であった。これは第59回神宮式年遷宮(昭和28年)を奉祝して作成されたもので大変にめでたい「歌舞」である。意味は神宮が末代まで、すなわち萬代まで続くと言うもので「本校の創立100周年を祝うような引き出物」を頂いたことになる。
今日は9月の最終日である。陳腐だが本当に月日の経つのは早い。「せかれる」ように私は今朝幹部ミーティングを持った。何時もの拡大管理職会議を更に拡大して指導教諭3人を加えたもので法人の意思決定の最高レベルの会議だと言える。この席で私は資料を用意し、来年4月30日の創立100周年記念事業について細目を書き連ね、「理事長特別指示事項」として時間をかけて説明した。その資料の冒頭は“令和5年4月30日の100周年に向かって遂に残すところ半年となった。これにつき学校幹部が一致団結し、総力を出して手抜かりない見事な準備と式典を行い、過去、現在、関係の人々への感謝と今後の発展を祈願し、浪速学院の存在を世に高らかに謳う。全員が担当と心得、協力し合って頑張って欲しい!”である。
時間的余裕は多くない。特に10月以降は入試説明会などが目白押しであるし、高校3年生を送り出す重要な本命の仕事がある。早く進めておくことが後々楽になる。私は費用なども予算を立てており、思い切って用意する積りだ。12月末までにあらかたの準備が終えるように檄を飛ばした。今後校務運営委員会メンバーや職員会議でも「後半年」に言及し、教職員のベクトルを合わせ全員が一致協力して「創立100周年を寿ぎたい」と願っている。これは「祈願」である。明日からは「カウントダウンが始まる」。その為に学校は明日から少なくとも半年間は平穏無事でなけらばならない。私は特に運動部を指導してくれているY指導教諭にクラブでの不祥事などないようにくれぐれも各顧問と部員の指導を宜しくとお願いしたのである。