2022年11月28日月曜日

さぶちゃん熱唱「風雪ながれ旅」

 今朝の大阪日日は良い記事を載せてくれていた。見出しは「さぶちゃん、健在」である。演歌歌手の北島三郎さんが昨日東京で行われた日本クラウン創立60周年記念のコンサートに出演した記事で、御年86歳の熱唱で観客を沸かせ、国民的存在であることを知らしめたとあった。脚が弱り車椅子での出演となったが、こぶしの効いた演歌は観衆を感動させるものだったと記事にはある。演歌大好き、さぶちゃんファンの私はこの記事を読んで元気を貰った。「引退はしない。私はこの道を一筋に歩いて終わっていくと思います」と語ったのが素晴らしい。師匠船村徹との代表作である「風雪ながれ旅」を車椅子で体をよじりながらの渾身の歌唱は感動を呼んだともあった。この歌は私の好きな歌の一つでもあり、今度機会があれば久し振りに風雪ながれ旅を熱唱しよう。さぶちゃんの年齢までにはまだまだ距離がある。私も引退はせず、さぶちゃんを見習って生涯現役で頑張らねばならない。 

先に海外語学研修場所として調印を済ませたフィリピンの「パーペチュアルヘルプ大学」の理事で日本プロジェクトのトップであるお方が10時に来校された。日本法人の代表と社員の3名がお忙しい旅程の中での訪問であり、短い時間を有効に使うべく考え歓待した。国際コースの生徒達にお話頂く機会を設け、ご本人の要望もあり空手道場の練武館で丁度授業中の空手を観て戴いた。その後我々の自慢である天空R(レストラン)にて昼食を摂って頂いた。私の方針はお昼時のお客さんには必ず昼食を共にするということであり、ご相伴にあずかるのは校長と担当の教諭としている。この同じものを食べると言う行為は人との距離を短くさせる。これも他に誇れるレストランを作った成果の一つである。私は来年4月30日の創立100周年の記念式典にご招待したいと申し出たら、「自分が来ます!」と即座に宣言された。これで海外のお客様が初めて決まった。 



昼休みに武道館空手道場「錬武館」において生徒表彰を行った。今年の空手道部は素晴らしい成績を残してくれた。春の全国選抜大会で優勝し、その後トルコで行われた世界カデット、ジュニア空手道選手権大会での優勝、そして夏のインターハイで全国優勝、又全国中学生選手権大会でも優勝した。加えて女子選手も団体形で優勝するなど完全な全国制覇を成し遂げたのである。私はお祝いに「道着」をプレゼントし、激励金を手渡し、加えて道場の床のマットを新調した。頑張って良い成績を残すと私から具体的なお祝いを贈るというのが本校流であり、今後ともその線で参る。口だけで「おめでとう、ありがとう」だけで済ませてはいけないとするのは私の哲学である。 



それにしても女子団体形で優勝を成し遂げた3人の演武(演舞)は言葉にならないくらい美しく迫力に満ちたものであった。即座に私は来年の創立100周年の式典の中でご来客の皆様方へ是非この演武をお見せしたいと考え、近くにいた幹部に検討するように伝えた。汗臭い男子校が共学校になり全国にその名をとどろかせる本校の空手道部が今や女子部員を持ち、全国優勝した演武がどのようなものであるかをお見せすることだけで、「男女共生社会」を言葉なく語れるではないか。本校100年の歴史と変遷、そして未来、誇張して言えば、日本の未来像を力強く表現できる筈だ。是非実現したい思った。 



26日の土曜日に行われた2023年度中学入試の「受験対策勉強会と第6回入試説明会」は順調に終わったがその詳細な報告が入試広報部の担当管理職と兼務ながら浪速中学校の教頭補佐からあった。前はその当日に報告を受けていたがそれでは勤務時間が長くなるし、スタイルを変える為に翌週の月曜日にして貰うようにした。難しい世の中にあったもので当日の事はその日に決着を付けると言う日本の働き方が勤務時間の管理の為に変わらざるを得なくなった。時々働くなる日本という国の未来を考えると少し暗澹たる気持ちにもなるが、「ご時世」だから仕方がない。それにしても多くの参加者で新記録なったが来年度の入学者数はまだまだ油断は出来ない。「目指せ、新記録となる入学者!」