「忙しいと言うな!」「それは心を失うことだ!」と誰だったかに言われたか?何かで読んだのか?思い出せないが、このフレーズは今でも頭に残っている。部首の「りっしんべん」は心であり、忙の漢字の意味は「心を失う」の意味だと私は捉えている。だから敢えて言うと私は忙しく動いている方が逆に心が充実し元気になる。世の中の高齢者の中には自分の時間が有り余って余生を楽しんでおられるお方も多いだろうが、私はまだ現役であり、生きている限り仕事をする。これが「生涯現役」であり、死ぬまで仕事と趣味に生きる積りだ。「忙中閑」という言葉があるが趣味なども忙しい間を縫って行うから楽しいのであって朝から晩まで時間が有り余り、自分の趣味で毎日を過ごすなど私には到底考えられない。
今日の時程を追ってみよう。超珍しい位のパンパンの予定ぎっしりだったが充実した一日だった。今日の二人の教員の公開授業も素晴らしいものであった。お二人とも府内の同じ私立高校を卒業しており、この学校への私の評価は又上がったと言える。
今日の時程:
8:00 人事内示 8:20 法人朝会
8:50 1限目 公開授業参観 10:00制服会社トンボさん 社長来校 11:50 4限目 公開授業参観 14:00石川県浅野太鼓の社長
14:30 中学卒業アルバム記念撮影 16:00 専任教職員研修報告会
16:30 職員会議
上記以外に多くの管理職や教職員が部屋に入って来るし、電話もある。今日も生徒には中高の1年生を対象にした「薬物乱用防止教室」があって住吉警察署から係官が来られての講演会があるし、高校2年生は修学旅行の関係で遅れていた「災害時の避難訓練」がある。しかしこれらは校長先生の仕事であり、必要時以外は直接に関与しない。今、本学院は法人部門、高校、中学と部門部門で活性化エネルギーが満ち満ちており、このような状況が実に気持ち良い。「仕事のある喜び、楽しさ」がある幸せは何事にも代えがたい事を若い教職員には分かって欲しい。
今日は制服会社の(株)トンボさんから創立100周年のお祝いとして「〇〇〇万円」のご寄付があった。今までのところ法人としては最高額の寄付金であった。有難いことで心からお礼を申し上げ受領し、来年の4月30日の式典への参列を依頼したのである。お付き合いを頂いている会社さんから寄付金の申し出が多くて少々面食らっているが、現在の学校の状況にはこれらの会社や人々のご協力やご支援のお陰でもあり、こちら側から感謝致したいと思っている。
その後石川県の日本でもトップクラスの太鼓メーカーの浅野太鼓の社長さんと面談した。こちらは当方からお越し頂いた。来年の創立100周年の記念に今ある太鼓は武道館の空手道部に貸与し、少し大きなものを発注するための下打ち合わせであった。本校が有している「鼉太鼓」も浅野さんの作品であり、このような日本の伝統工芸品を作り続けている会社への応援で我々が出来ることは「発注」することであり、決めた。来年の4月30日記念日には左に鼉太鼓、右に打ち太鼓が神社前に並び大きな「鼓報」が神社前に鳴り響くだろう。
今日は中学3年生の卒業アルバムの生徒集合写真の撮影があって参加した。私は「もういいのではないか」と個人的には思うのだが強い要望があって集団の中に身を投じた。私が入ると生徒は大騒ぎして喜んでくれる。そして高校、中学の卒業アルバムの巻頭を飾る理事長の写真を遂先日撮ったのだが、数枚の選択から一枚を選んだ。バックに新校舎の現場を持ってきたものを私は選んだ。