高校2年生の修学旅行の各班の団長が報告に来てくれた。これは先生方の宿泊を伴う「業務出張」であり、私は他に比べても多い「特別手当」を支給している。だから一種の「復命報告」である団長報告は当然である。各班単位に短く総活した話を聞くのだが、大きな問題も無く無事に終えて皆もほっとしたお顔付であった。私は団長さん達に「ご苦労様」との思いで「黒糖焼酎 高倉」を一本づつプレゼントした。今後は今回の旅行を細かく分析して来年度に繋げるのだ。そこまでが仕事である。
今日は一周遅れの「一斉参拝」の日であった。高2の修学旅行の関係でこのように変更した。一斉参拝とは全員が揃っての参拝を言う。今日は高校生で実力試験や模擬試験が午後に予定されており、時間短縮で学院長講話を行った。理事長・学院長先生のお話は面白いが、少し長いと生徒から言われているのは良く、良く知っており、今日は短くパンチある話で済ませた。現在の校内のコロナの状況や、高校2年生の修学旅行に言及し、最後に生徒に「人権」と言う話をした。特に口頭でもSNSでも事実でもないフェイクニュースを載せたり他に流したりするのは人権侵害に相当する可能性があるから注意するように指導した。
昨日の6日は学校法人「浪商学園」の創立100周年式典と祝賀会があってお招きを受けていたのでそちらに赴いた。場所は「ホテルニューオオタニ」で11時からの式典であった。野田理事長先生とは私がこの学校に着任して以来、ご厚誼を頂いている尊敬する教育者である。「爽やかな男っぽい、言わゆるカッコよいトップ」である。コロナで1年遅れの式典となったが堂々とした中身のある立派な式典と祝賀会だった。来年の4月には我々も同じように式典と祝賀会を行うから私は細部に目を凝らして勉強し、多くの事をゲットした。浪商さんは市内の超豪華な一流ホテルでの開催であったが我々は学校で行う。大学を有していない我々は学校を観察して頂く意味もあってそのように決めた。しかし中味は最高級の物をお届けしたいと今日以降準備を加速させる。
今回の浪商さんの式典や祝賀会の展開はそういう意味で随分と参考になった。会場には450人を超える人で一杯だったがその中に現役の教職員が含まれていた。この光景を見て私は野田先生の優しさを見た。確かにご来賓、ご来客も大切で「おもてなし」をしなければならないがい、大切なことは今働いている教職員である。私は今朝の朝会で本校もこれに倣ってお祝いの料理を教職員全体で楽しむべきと常務理事に指示した。「同じ釜の飯を食べる」のだ。又コロナ対策の為に時間短縮と防御策が取られ、「ビデオ映像」をお見せすることで進んで行った。動画の多用は今後の主役となる事を感じた。早速午後に関係者を呼んで今後の在り様について説明し、直ちに準備に入るように指示した。
100周年記念事業である「新中学校棟校舎」であるが、本日南海辰村さんからコンセプトの配置図面の説明を受けた。中学校教員の意見も入っていると聞いたが「見るに堪えない代物」で却下した。「なっとらん!」と思う。間違いなく私の意見の方が適切だと自信をもって言える。よくぞまあ、こんな中途半端な設計図を持ってきたものだと思う。真実が見えていないのだ。優先順位と稼働率、そして将来像が見えていない。まあ最初の打ち合わせだから良しとするか。時間はまだたっぷりある。