2022年11月16日水曜日

専任教諭採用候補者の公開授業が始まっている!

 昨日から「公開授業」が始まっている。昨日が2名の教員、今日も2名の教員だ。11月30日まで続き、教員10人が入れ替わり立ち替わり、自分の授業を公開する。私や管理職、同じ教科の先生で授業がこの時間に入っていない教員も参加する。公開授業の対象教員は「人材育成センター長」が時間指定を行って案内する。本校に奉職して3年目までの教員で「専任教諭として生涯働きたい」と強い意思を持ち、人材育成センター長が「この先生を来年度の専任教諭の候補者として」私に推薦し、これを受けて公開授業の運びとなる。今年は例年に比べて数が多く、来年4月30日の創立100周年を受けて「ご祝儀人事」かと言えば全くそうではなくて教科内の専任教諭のバランスや女性教員の数など総合的に判断して決まっていく。

 

校長や教頭は言うに及ばず分掌の部長や学年主任の意見具申などが入った極めて公平人事であると言える。理事長が好みで専任候補者を決めているわけではない。まず教員は事前の選抜で「センター長が課した大学入試問題が解けなければハイ、アウト」となる。これだけは最低限のハードルで学校の先生が大学進学を目指している生徒に対して入試問題が全国平均よりも低かったらいかにも「バツが悪かろう」と思う。公開授業の後は私の部屋で講評となるが今回の先生方の授業はいずれも素晴らしかった。このような場面に身を置くと嬉しくなる。「頼もしい」のだ。浪速の未来は万々歳と感じるのが幸せなのである。一方事務職員についてはこのような公開授業はないが、それでも大阪府や大阪市の公務員採用試験を参考に候補者に一般常識等の思考や知識を問いながら選抜していく。 


本日の朝刊で各紙は来年度の私立中高の生徒募集人員と試験日程を公式に発表した。府内私立高校の総募集人員は95校で30323人、昨年より146人の増、私立中学は59校で7418人で前年度より15人の増だ。浪速高校の外部募集人員は約540人で願書受付は1月20日から1月30日までとし、試験日は他校と同じく2月10日である。浪速中学の募集人員は色々と考えたが昨年と同じく約90人とした。来年度入試の結果を見て再来年は募集人員を増やすことも視野にある。試験日は1月14日から6回に分けて行う。遂に生徒獲得の決戦が始まった。お蔭様で先週の高校の第二回となる入試説明会では昨年度以上の参加者を得ており、私は安堵している。NS館を建設中だというのに逆に入学者が大きく減少したでは格好がつかない。 

一方この土曜日19日にある中学校の第二回プレテストの参加申し込み者は第1回目も2回目もここ10年で最高の数値であり、私を含めて関係者は「胸をなでおろしている」ところだ。旧制浪速中学校創立100年目となる来年度の記念事業は新校舎建設であり、浪中の上昇気流があってこそ元気が出る。現在の浪中、浪高の勢いが多額の投資を伴うNS館の建設と新中学校棟の建設を自信を持って進められることが嬉しい。私立学校として経営資源の好循環が学校改革以来続いている。生徒増に伴う資金的余裕が新たな教育環境へと繋がり、これが又生徒増を生むのだ。私は「手を緩めることなく」今後ともこの路線をただひたすら突っ走って行く積りだ。