2022年12月13日火曜日

北摂の名門私立「金蘭千里中学校・高等学校」を訪問

 予てから検討していた「100周年記念碑」について昨夕、最終的に結論を出した。萩の窯元からくる「彫像」の銘は「祈願」とした。「祈り」も考えたが碑のバランスや神道精神により直接的に響く言葉は祈願だと思ったのである。この祈願の文字は私が精魂込めて書かせて頂き、それを彫って貰う。そしてその下には我々教職員全員と生徒が上着の袖に何時も着用している「100周年記念バッジ」のシンボルを専門のメーカーさんに作成して貰って取り付ける。これで彫像の土台は完成する。祈願やシンボルの大きさなどを決め、碑全体の設置位置も決めた。これで石材会社さんは3月末目標で素晴らしいものを製作してくれるだろう。学院神社の石周りをすべてやってくれた会社で我々は信頼している。この学院神社前に佇む「祈願の碑」は登校する生徒の目に入り、過去100年を寿ぎ次の百年を見守ってくれる。4月30日神前奉告の時に除幕をして「お披露目」することになる。 



今朝は8時30分過ぎに学校を常務理事と出て千里方面に向かった。行先は「金蘭千里中学校・高等学校」である。北摂の名門校である。時間は朝のラッシュ時でも約1時間30分弱で到着した。この有名な私立学校のT理事長先生を訪問したのであるが、理事長は大阪府の私立学校連合会の会長と言う要職にあり、来年の4月30日の開校100年に寄せて「祝福の一文」の作成を寄せて頂きたい旨お願いし、式典と祝賀会へのご臨席をお願いした。理事長は元々教員のご出身で、この学校一筋、大変立派な教育者であり、それでいてざっくばらんなお人柄であった。自ら校内あちこちをご案内頂いた。広いグランドでうらやましく思った。私から本校と先生の恩師、そして先生のご出身高校である府立大手前高校から100年前に本校の本館を譲って頂いたお話をしたら大層なお喜びであった。私は気分よく11時40分には学校に戻ったのである。 


今日は午後から新中学校棟を請け負ってくれている南海辰村建設さんの設計陣と現場の工事課長に今後のスケージュールを確認した。年末の28日に最後のコンクリート流し込みをして30日が仕事納めだと言われた。私は皆さんに対して仕事納めに対してお祝いと慰労の焼酎をプレゼントした。そして来年4月30日前に現在の工事現場は美しく整理整頓し、新中学校棟の「縄張り」をしてそこに校舎完成後の図面を掲げておいて貰う様にお願いした。工事課長さんは「極めて順調に進んでいます」と言って呉れた。施主としてこれ以上の言葉は無い。現場も視察したが素晴らしい出来上がりが想像出来た。あの時の建設ゴーの判断が良かったと我ながら思う。令和5年4月入学者の入る教室はこれで万全である。

 

高天原スポーツキャンパスの設計と監理を担ってくれた堺市の高橋建築設計事務所の社長さんが来校して100周年のお祝い金を下さった。有難いことでその場で4月30日の式典へのご出席をお願いした。お付き合いさせて頂いている人々は大変お忙しい方々ばかりなので早い内に式典と祝賀会へのご出席をお願いしている。とにかく本校は市内の一流ホテルを使っての式典や祝賀会とはせずに、単なる市内の私立高校・中学校として身の丈にあった形で心のこもった式典と祝賀会を学校にて行う。学校で行う事が「ささやかな誇り」である。