2022年12月2日金曜日

大太鼓の発注

 今朝ほど、「片山写真館」さんが昨日の100周年誌の巻頭を飾る全校生徒2630人のドローンによる集合写真を早速に現像して持って来てくれた。さすがに「プロの写真家」であり、本校の事務室の職員が撮ったものとは違う、素晴らしい写真であった。「黒山の生徒群」と言ったところで構図が良い。私はこれを新聞紙大に拡大して額に入れ私の応接室と新しく出来る常務理事室に掛けることを思いつき、先ほど発注した。保有する教室数から言えば生徒数は現状の2600人程度がMAXだと思う。これで十分である。ドローンからのカメラは未だ解像度の高いものは難しいらしく何処まで拡大できるかやってみてくれるそうだ。かかったコストは基本契約には含まれていないので別途請求するように申し上げた。対業者間のお付き合いは「まぁまぁ、なぁなぁ」で済ませてはいけない。双方が「ウイン、ウイン」の関係でなければならない。良い仕事には対価を支払う。当たり前の事だ。 

今日は石川県白山市の太鼓メーカーである「浅野太鼓」の社長さんが過日に引き続いて来校された。私は100周年記念として現在ある「大太鼓」を新しく発注することにしたのだが、前回の打ち合わせで決めた大きさ1尺9寸では、どうも今の太鼓の1尺5寸と余り変わり映えせず「小さいかな?」と気になって仕方が無かった。ずっと考えていたのだが今日改めてより大きいものに切り替えるよう決心した。「3尺太鼓」である。神事の時に学院神社前で生徒が「鼓報」として叩くのだが、その現地に行ってバランスを観ながら最終決断した。浅野社長は「大きいですよ!日本の学校で3尺太鼓を有しているところは有りません!」と言っていたが、私は基本的に「大きなもの」が好きで中途半端な大きさで、後で後悔することを避けたのである。 



この浅野太鼓さんは日本の太鼓作りのトップメーカーであり創立90年には本校の宝物である「鼉太鼓」を製作して貰った会社で、これはPTAからの寄贈である。今回もPTA会長に話したところ、これもPTAから寄贈して下さることが内定した。今回は台座にもこだわることにした。恐らく今度作る大太鼓は本校がこの地に存在する限り、未来永劫のものであり、来年4月30日の創立100年神前奉告には最初の「鼓報」が神社前広場に鳴り響くだろう。尚現在の太鼓は空手道部に引き渡すことにした。本校のチャンピオンクラブである空手道部が道場「錬武館」でこの太鼓を鳴らしながら空手道を通じた人間教育をしてくれる筈だ。 


今日はもう一組のご来客があった。先にアラウンドでも触れたが本校とコラボレーションしてくれているパンメーカーの伊三郎パンさんの経営者は新しく「ブランワン」さんに経営権を譲渡した。当方は成長過程にある日本の未来を担う生徒を教育する社会的公器としての公益法人であり、当方は今度タイアップする会社がどのような経営者でどのような会社であるか知る必要がある。それで本日お越し頂いたのである。会長さんとご担当の役員が来られ色々とお話した。大層立派な会社で、それでいてきめ細やかなサービスが出来るパンメーカーさんだと理解した。私は一安心したのである。末長くお付き合いが出来ればと思う。