2022年12月23日金曜日

仕事納め「祈願」

 16日に理事会・評議員会、20日に終業式、その後の職員会議を終えて学校は全ての公式行事が終わった。最も中学校は今日まで午前中の4コマの特別講習があり、午後は「三者懇談」が続いている。高校も一部の生徒は登校し、大学受験の講習などもあり、又部活に「冬の汗」を流している生徒も多い。でも学校全体は受験生を除き「ほっと疲れ気味の安堵感」と「もうすぐに冬休みがくる」と言った喜びの雰囲気も感じられる。教職員は皆さんが「2学期も良く頑張ったな!」という気持ちではないか。学校は今日23日夕刻に正門を閉じ、年末年始の休暇の時に入る。「年始の仕事初めは5日」としている。休みが長いではないかとの問いなどは聞いたことは無いが、もしあれば「年間の労働時間で考えて下さい」と私は応える。本学院は既に10年以上も前から「年間変形労働時間制」をとっている日本でも先駆的な学校なのである。

 振り返ってみれば着任当時は自由労働制で誰が何時来て何時帰って行ったのか全く分からない状態だった。私は「タームカード方式」を直ぐに導入し、勤務状況を把握するようにした。時代の流れもあって直ぐに「個人へパソコンを貸与」し、時間管理の自前アプリを入れて最新のスタイルを導入した。そして間髪入れず「年間変形労働制」に切り替えたのである。この制度は労働時間を日単位、月単位・年単位で調整することで、学校が繁忙期等になれば勤務時間を幾分が増加し、逆に閑散期には短縮すると言う労働時間制度で、当時私はこの制度こそ学校勤務の教職員に相応しいと判断した。今、ようやく文部科学省や政権与党も検討に入っている。このシステムにより、夏休みと冬休みには休暇時間を少し増やせることが可能となった。我々はこれらを「リフレッシュ休暇」と表現している。 

令和4年最後の仕事が書道であった。担当より、今日23日までに100周年記念品の一つである「御朱印帳のタイトル」を毛筆で書いて欲しいと、納期もありメーカーからせがまれていると言うのである。タイトルは「祈願」とすることは前から考えていた。多くの方々は観光や旅行などで各地に出掛けられる。その時にこの御朱印帳に各お宮さんから記念の記帳をして貰えばそれは大きな生涯に亘る記念品になると考え採用したものである。最初の1ページ目には本校の「学院神社」のセピア色のイメージ図が来るようにデザインしている。素晴らしいものになるのは間違いない。100周年記念品は別途このアラウンドでも書くが5種類を用意した。それぞれの階層や寄付金の違いによって差し上げることを検討中である。 


私は終業式の後も21日、22日は来客応対や外部へのご挨拶など結構忙しかったが、それも今日の拡大管理職会議を以って「私の仕事納め」だ。従ってこのアラウンドも今日で暫しの休筆となる。1月以来私の「周辺での出来事」をアラウンドと称して拙文を書いて来たが、その数は今日のアップ分を入れて195件だから月間平均16件となった。書こうと思えば「ネタ」は山ほどあるのだが大体二日で1件のペースとし、昔よりアップ数を下げた。読んで下さった皆様にお礼を申し上げ、来年もご健康でありますことを学院神社の大神さまに祈願致しました。良いお年をお迎えください。