2022年12月1日木曜日

「終わり良ければ 全て良し」

 「この日のォー 来るのをーォォ~ 待っていたァァ~♪♪」と思わず鼻歌が出る位、嬉しかったねー!今日は12月1日、遂に今年も「師走の入り」だ。コロナの為に遠のいていたが2年振りの「全員揃っての一斉参拝」が出来た。学院神社前ではなくてグランドに勢揃いし、「伊勢神宮遥拝所」から生徒、教職員合計2700人以上が神宮に向かって「柏手」を打ち12月朔日参りを終えた。100周年記念誌担当のY指導教諭・総務部長の総指揮で腕の良い片山写真館が「ドローン」を飛ばして全員の空中撮影を行い、校舎群をバックに迫力ある良い写真が撮れたと言う。「100周年誌を飾る、取って置きの写真と動画」である。素晴らしい!私は一枚を大きく引き延ばして応接室の壁に掲げようと思った。まさに100年の浪速を象徴する写真となったと思う。 


気温が低く、生徒に風邪を引かせてはならないので拝詞の奉唱は止め、参拝のみとした。学院長講話も短時間に済ませた。今日の話は「終わりよければすべてよし」に言及し、令和4年の最後の月を見事に終えようと結んだ。「All's well that ends well」はシェークスピアの劇のタイトルであるが、年度末などのスピーチには「決まり文句」だ。私はこの英語を使いながら「色々大変なこともそれぞれに有ったと思うが、最後にはうまくいったねーにしようね」と言ったのである。次に生徒に話す機会は12月20日の終業式だからその時には又別のパンチある講話を聴かせなければならない。果たして何を言おうか、伝えるか?



 
朝、常務理事と入試広報教頭、教頭補佐を部屋に呼び、「中学、高校の入学金と授業料」について令和6年度入試から「値上げの検討」に入るよう指示した。今日の朝刊各紙は府内の全私立高校と中学の初年度納付金、すなわち入学金と授業料について詳報していた。来年度入学者について高校は全95校で値上げするのが9校、中学は全59校で3校が値上げしている。入学金の値上げは中学で1校のみだった。これで全私立高校の納付金の平均は832200円(本校839400円)、中学は854300円(本校821400円)となった。本学院は私が我慢し我慢して、保護者のご負担を考え、今日まで値上げせずに来た。中学は平成22年以来、14年間も、高校は平成29年以来7年間も上げて来なかった。来年度は「創立100年で新しい浪速中学校校舎を新設」する。101年目となる令和6年度入学者から少し値上げさせて頂いてもお許し下さると踏んで、中高共に具体的検討に入るように指示したのである。勢揃いした生徒を観ながら私は決意したのである。


明日から期末試験が始まる。今日は生徒の授業は午前中までであり、午後関係の教員を集めて「100周年記念実行委員会」を持った。先月に続いて2回目となる。今後定期的に頻度を上げて方向を共有し残り4か月強となったが明年4月30日の「浪速100年記念 神前奉告、式典、祝賀会」を見事に執行し、先人とご関係の皆様に感謝の誠を捧げるのである。まず「お客様へのおもてなし」、そして日を変えて、学校法人浪速学院は5月連休後に教職員全員を一人残らず市内のゴージャスなホテルに招待し、私より「祝い金」をプレゼントし「乾杯の美酒」を味わうのである。