2022年12月9日金曜日

学校法人浪速学院「寄附行為」の変更

 学校は期末試験も終わり、20日の2学期終業式に向けて「余裕の中にも慌ただしさ」を感じながら、静かに動いている。例年の事だが社会の年末風景と同じで学校の「年末風景」である。高校生は今日から17日の合唱コンクールに向けて練習が始まった。中学2年生は今日の11時に出発して「宝塚大劇場」のミュージカル鑑賞だ。先生方は試験後の処理や20日の終業式の準備だ。私は7日の千早赤阪村「多聞茶寮」で学校にとって重要なお客様の感謝の懇親会が終わって一息付いている。千早赤阪村は市内よりも2度ほど気温が低いと思うが「心を尽くして」ご接待することで我々の誠意がお相手に繋がる。この多聞茶寮は私個人の所有であるが、退任時か死去後、「学校に寄贈」し、教職員の研修福利施設、生徒の部活動場所として活用できるように現在「遺産相続信託手続き」が進められている。私の本望である。 




次の重要な仕事は「16日の理事会・評議員会」であり、今日はその資料作りだ。今回の理事会は極めて重要であり、それは「理事や評議員の増強」を図ることである。その為には「寄附行為」の変更を監督官庁である大阪府に申請し認可を受けなければならない。その上で来年3月の理事会・評議員会で議決を行う段取りである。既に10月の時点で各理事や評議員には原案を示しており今後は法的な手続きに入ると言う事である。

「大阪府教育長 ○○○○ 様   

○○学校設置者  設置者所在地  設置者名 設置者代表者名 印

学校法人○○学園寄附行為変更認可申請書

このたび学校法人○○学園の寄附行為を変更したいので、私立学校法第 64 条第 5 項において準用する同法第45 条の規定に基づき関係書類を添えて認可を申請します」がテンプレートである。この設置者というのが理事長の職位にある私である。 

理事会のもう一つの重要なテーマは令和4年度の4月1日から9月30日までの「中間決算」を明らかにし、合わせて来年3月末での最終決算見通しを役員に示し承認を頂くことである。過日「公認会計士」による監査が終わり、本日は私立学校法が定める「監事監査」があり、この席で決算案の説明と手許現金の実査、通帳と帳簿類の照合など監査されようやく理事会・評議員会に提議される資料が完成する。これらの一連の手続きは完璧に行われ、本法人は過去一切の不祥事など無かった。これが本校事務職員の優秀さを示しており私の自慢である。 


他事にはなるが本日大阪府と大阪市の令和4年度の冬季賞与一時金の支給日でその額が報道されている。私はこれらの数値を目に追い、重要視している。それは一生懸命に頑張ってくれている本校の教職員が公務員教員の額より少なかったら、それは理事長として「切ない」からである。府は平均年齢40.6歳で791890円、市は41.5歳で811571円とあった。これに対して本校は38.9歳で859159円であり、多くを出している。年齢の若さが際立ち、又絶対金額も多いのである。この事実が私の気持ちを楽にさせる。いずれ新中学校棟完成、高天原アリーナ、本校地の浪速アリーナ竣功と言う総費用数十億円が見込まれるが、この間も絶対に公務員教職員よりは賞与一時金を高い水準にキープすると心に決めているのである。