2022年12月5日月曜日

本日は冬季賞与・一時金の支給日

 今日は本年度の「冬季賞与・一時金」の支給日であった。「勤労者」としてこの日は格別に嬉しいものだ。例月給与以外に半期ごとに手にすることが出来る賞与・一時金は子供さんの教育費、予てから欲しかったものの購入費、家族揃っての旅行など、人それぞれに使い道があって、気持ちを豊かにしてくれる最善のものだと言っても過言ではない。「働けば収入がある人々は幸せ」であり、今の世の中、働こうにもその場所が無い厳しさが報じられているが、本校の教職員にも今自分が働ける場所があり、そして例月給与に加え、半期ごとの所謂「ボーナス」がある身の幸せを感じて欲しいと思う。勿論これは私にも当てはまるもので、この歳になっても働ける喜びは無上のものがある。 

本校には専任教職員と常勤教職員の二つの職位があるが基本的には私は同一水準で支払っている。ただ冬季分に関しては専任教職員に一律10万円の加算をしている。又これと別に専任複数名に対して「理事長加算」として○万円~△万円程度を上乗せして支給している。この人々は半年間、特に顕著な「働きぶりと成果」を上げたと管理職に認められた人物である。これらの差違は1年契約の契約職員と定年65歳まで働いてくれることを前提としたプロパー教職員との違いであり、合理性はあると考え、私が着任以来実施して来た。他の私立さんは知らないが実施されていないのではないか?専任教職員は学校法人浪速学院が生涯の働き場所として本人が望み、私が受け入れた人々であり、「酸いも甘いも、苦楽を共に」する集団である。私には彼らと家族に対しても責任があり、理事長加算は「頑張った教職員へのメリハリ」を付ける意味もある。 


賞与・一時金の原資は当然学校法人会計の「人件費から支給される」もので、生徒保護者からの納付金と国、府、市などからの補助金が主な財源である。政党大阪維新の会が府の行政を担う様になって以来、この補助金は大きく変貌し、「護送船団方式」から「個別評価方式の徹底」に変わった。要は生徒の多くいる学校には生徒数に準拠して補助金が入る仕組みである。従って本校がここ15年間、右肩上がりに生徒数が増えてきたことが「浪速の教育環境の改善」に繋がり、これが又生徒数の増につながると言う好循環を内外に示すことが出きた理由である。私立学校が生き延びて行くには「何はさておいても」、一定程度の生徒がいなければ教職員の雇用も出来ず、給与、賞与、一時金も支払えず、新校舎も教育環境の整備充実も出来ないのである。

 「今朝ほど来年度入試に関して一部の関係者を集めて簡単な「ミーティング」を持った。先週土曜日に第3回目の高校入試説明会が終わり、まだ今週末に4回目を残しているが、現時点での来年春の入学者数の予測と言うよりも「どの程度の入学者になるだろうか」と言う感じの議論である。「膨張主義」から「新しい浪速へのステージ」に立った感がする。膨張してもここ山之内の現校地は「一杯一杯」であり、新中学校棟が竣功すれば「もはや教室を増やすための土地は猫の額までも全く無くなる。年初以来この事を関係者には伝えて来たが、再度私は「念押し」の為「将来のあるべき姿」を語ったのである。語りながら「時代の転換点」を感じた。