2023年1月21日土曜日

新中学1年生 準備登校

 今日は浪速中学校の新一年生の「準備登校の日」となった。「早いではないか?」と思われるお人もおられるかも知れないが決して早くはない。これから4月5日の入学式までに色々と準備して貰うことが多い。それは今日行う「制服採寸」等の形あるものだけではなくて「小学生から中学生への転換」を緩やかながらも「精神的に変身」していく準備時間とも言える。順次、「中学校生活の心得」なども話していかねばならない。ただ一度に詰めすぎるのも問題であり、楽しいことも織り交ぜながら指導していく必要がある。そえにしても小学校6年生は可愛い。子ども、子どもしている ところが何とも言えず可愛いい。


重要なポイントは保護者との連携でありあくまで中学校は「義務教育」の範囲である。保護者のご理解とご支援が義務教育では欠かせない。この点は高校教育と根本的に違う。高校は極端に言えば「法的に措置」することがあり得るが中学生には難しい面がある。本校の中学校教員は極めて優秀であり、「徹底的に面倒を見る」ということに徹しているが、それも保護者との共同作業である。教員は生徒の親ではない、この当たり前の事が時に事案によっては置き忘れられ、教員に親代わりを求められることがあるがそれは学校教育の限界を超えている。 



昨日から「高校も願書受付」が始まった。このようにして「1月は行き、2月は逃げ、3月は去る」のである。しかし忙しい毎日ではあるが「中身が豊かな毎日」である事を嬉しく思っている。高校の出願者数はここ数年ぶりに2000人台の大台を突破していることを我々は確認している。全てが新記録の数値となる可能性が高い。まず専願者が新記録かも?、中学からの内部進学者も新記録かも?である。クラス数は19クラスを想定していたが、どうも20クラスになりそうである。具体的数値で言えば、高校1年生の入学者数は昨年と同じく20クラス800人台(昨年20クラス、878人)となる可能性が高い。「嬉しい悲鳴」と書いて来たが「事ここに及んで」悲鳴などの言葉は禁句にした。例え何人になろうとも本校で学びたいと心してくる生徒は受け入れ、対応して参る所存である。 

今朝の新聞各紙のトップ記事はコロナ対応について今春から「平常対応」になると報じている。具合的には感染症法の2類から5類へと転換させ「季節性インフルエンザ」と同じ扱いになる。これにより屋内のマスク着用も緩和される方向とあったが、異論もあり果たして今後どのように進むのか。ウクライナへのロシアの暴虐な侵略は一向に収まらず、日本の物価は4%上昇し、41年振りの高水準だと言う。更に今後も電気代を始め物価の高騰が予想される。先行き不透明の世の中になったが、あくまで我々教育に従事しているものは「教育こそ力」だと思って頑張って行くしかない。今教員の人材不足とか質的低下とか言われているが本校では全く関係ない話であり、4月以降の新採用教員は中々どうして「レベルの高そうな教員」を採用出来ている。素晴らしい創立100年を迎えることが出来そうで嬉しい。