2024年6月25日火曜日

現西館大改造と生成AIアート作品

 遂に待ちに待った「現西館大改造」の初めてのコンセプト、概念設計の打ち合わせがあった。早く速くと急かしていたが、新中学校棟の設計と工事に時間が取られていたのだろう、今日になった。確かに少し早いかも知れないが既存の建物の改造には設計や官公庁への申請など時間がかかるから丁度良いタイミングだ。南海辰村建設さんが現在の中学校棟建設の関連で請け負って頂けそうで私は安堵した。対象の現西館は建設中の新中学校棟が竣工すれば当面はお役御免と思われるだろうが、そうはどっこい行かない。将来的には更地にして「浪速アリーナ」がここに建設されるのが長期計画だが、その時期はまだまだ先で恐らく最大で10年先かもしれないし、私はもういないだろう。大きな仕事、一つくらいは後輩の為に残してやろう。それまで立派なこの建物を放置と言う訳には行かない。有効利用する為の大改造だ。元は取るから心配ない。 


今日の打ち合わせで出て来た概案は受け入れ難いもので、全面的にやり直すように指示した。常務理事室と副学院長室は1階に(提案は2階)、出入り口は遊学の道側にすること、常務理事室と1階のトイレとの間に会議室を設けること、現在の職員室は「土曜日の自学自習室」に改造せよ、そして広く拡大し中央階段側はガラスとしシースルーにせよ、2階の多目的ホールは温存する、現在の教室の広さは中学生サイズに付き1.5教室分で高校生用1教室に拡大する事等々である。これで高校生用の教室が新たに6教室出来るから高校の入学者は1000人規模、クラス数で23クラスと考えよ。将来的に浪速学院は高校で3000人、中学で450人規模の学校に備えるのだ。次回は図面に落としてレイアウトを決める。そして年の明けた1月から工事にかかれと職務命令を下した。 しかしこのような仕事は私を奮い立たせ元気にさせる。痛い膝も痛くなくなるから不思議だ。

嬉しいニュースがあった。これは長くご厚誼を頂いている「清風情報工科学院の平岡校長先生」からの情報提供と依頼で急遽「AIアート甲子園」にパソコン部から5人、美術部から4人の生徒が応募し、結果、本校から第二位となる優秀賞が本校パソコン部3年生の永田君に与えられたのである。何と副賞は1万円のギフトカードとパソコンのキーボードが贈られた。それで私は全員を呼び、惜しくも賞に漏れた生徒に「焼き立てパン券3個分」を授与し今後の社会の生成AIの可能性について言及し、激励したのである。 


図は優秀賞の絵でタイトルは「靡く遮光布(カーテン)」である。基本テーマは「擬人化」であり、人間がカーテンに代わる発想が素晴らしいとの評価であったと言う。生成AIを活用したアート作品がこのように簡単に出来る時代となっていることに私は驚く。しかし高校生はいとも簡単に無料AIソフトを使ってこのような作品を作り出す、時代は音を立てて変わって行っている事を感じた。