2学期の中間試験は高校では3日から、中学は4日から始まり、中高ともに明日で終わる。5日には第二回目となる高校のオープンキャンパスがあったが3部制にしなければ収容出来ないくらいの受験生が来てくれて、嬉しいことだった。今朝ほど近藤教頭とS部長が詳細な報告に来てくれた。高校は良い感覚である。昨年が966人と言う爆発的な入学者を得たが、来年度入試は1000人を超える勢いであり、初めての大台を超えたらこれは間違いなく「エポックメーキングな出来事」である。新校舎を建設中の中学校の方は気になるが今週末12日に予定している「第1回目のプレテスト」の参加者は今朝段階で一昨年の148人の入学者を得た時の数である204人を超えて206人となっている。まだ1週間あるから増えるかも知れない。こちらも嬉しいニュースである。
当然、10月23日に予定している「上棟祭」の事前打ち合わせに私は「力が入る」。100年前の創立時の先人の御魂に届くように「曳綱乃儀」で発する中学生全員の「エイ、エイ、エーイ」は3回ほど声を出し天まで届くように練習をする旨中学校サイドに伝えるように指示した。尚雨天の場合は代表者のみの曳綱の案であったが「駄目!」と即座に却下し、全員に透明のフード付きのビニール製の安価な雨合羽を用意するように指示した。生徒への記念のプレゼントである。あくまで全員でなければならない。尚打ち合わせが終わった後になったが中学校長に電話して保護者もお時間の都合がつけば、ご参観くださいとの手紙を出状するように指示した。何事もこのような祭事は少し「派手め」が良い。
今朝は拡大管理職会議を持ち、当面のテーマについて意思結集を行った。特に来年度専任教諭採用の為の学力審査の結果について私から差し支えない範囲で開示し、来年度候補者を5人選抜したことを明らかにした。10月下旬に「授業視察」を私自らが教室に出向いて参観する。その後は「小論文」の提出を求める。4月以降の理事長アラウンドから3件を抜粋し、それについて「論評」を求めるのである。人は書いたものでその人なりが全て出る。常日頃、目を通していなければ書けないと思う。私には良く分かる。「何を選択したか」がまず見られる。そして論評だ。考察力、文章力、表現力等は蓄積された地頭と能力である。
又今日の拡大管理職会議ではリーダーシップ論について少し言及した。「人にはライン向き、スタッフ向きを二つのパターン」があるもので、私の仕事はそれを見極め、「適材適所の人事」をすることである。近年、ビジネス界もそうだが、社会の時流は非常に速く、短期間で大きな変化がある。企業、組織の発展のためには、まず一人ひとりが最大限の力を発揮し、チームとして効率的に業務を「協力し共に遂行する」ことが重要である。優秀な人材が揃っているだけでは不十分で、そこには「中心となるリーダーの存在」が必須で、学校の場合は校長、教頭、指導教諭等管理職がリーダーである。又将来の管理職候補者としての管理補佐職、指導教諭の資質も又極めて重要である。管理職は自ら「その任にあらず」と判断したら組織の為に職種を変えることが本人にも組織にも良い事なのである。今日はこの事を私は力説した。