毎日毎日、気にかかっている中学校であるが、今の最大の関心事は今週末12日(土)に行われる第1回目のプレテストの参加希望者の数だ。入試広報部所管の近藤教頭先生から毎朝報告を受けている。今朝の数値は216人と言う事だった。これは一昨年の新記録入学者148人の時の第1回プレの参加者204人を超えており、まだ3日あるからまだ増えるかも知れない。私は「これなら150人台の新記録」が狙えるかも知れないとひとまず安堵しているがまだ安全圏とは言えない。このプレテストと言うのは1月に行われる「本番入試の模擬試験」みたいなもので大体浪速中学を第一志望にしている小学6年生が受験する。従ってどの私立中学も1回目のプレ参加者を「あの手、この手」で募っているのが姿である。
最も中には「デンと据わって」いるだけで受験生が溢れかえっている私立中学はあるが本校は府内60校ある私立中学で22番前後の規模の学校であり、言って見れば、「発展途上」にある学校だ。保守的な学校界で本校ほど今、「勢いのある学校」は多くはないと思うが、だからと言って「殿様商売」などは出来ず、入試広報部は涙ぐましい「靴底をすり減らす地べた作戦」で活動してくれている。何故、理事長が来年度の入学者数にここまで拘っているかというとその理由は簡明である。建設中の新中学校棟に入る最初の入学者数が対前年を割れば「余りかっこ良い事ではない」と思うからだ。後3日あるから一人でも二人でも上乗せして欲しいと思う。
今日は時の迫った「現西館の改造」の中途段階の報告を受けた。中学のみならず、浪速高校も今「燃えており」、捕らぬ狸の皮算用かも知れないが昨年の大記録である966人を超えた1000人を超える数値があるかも知れないと入試広報部の一部には強気な見方をするものも居る。その為に中学生が「新校舎に民族の大移動」をした後に現西館の大改造を行う。中学生用の教室の広さは狭いのでこれを1.5倍に拡張する。即ち3教室を2教室に改造するのだ。色彩や仕様も変え、広々と近代的な素晴らしい高校用教室を4教室分、年が明けたらすぐに取り掛かる手筈である。使用期間はこれから先10年間も無い時限立法だから、とにかく安価に仕上げなければならない。
我々は来年度から先行き3年間の入学者想定シユミレーションしており、2段階作戦で実行する。現在の職員室は「有り姿で温存」し、3S(Saturday Something Special)における「自学自習室」への本格的改造とするか、高校3年専用の「受験対策室」とするのか、様子を見て最終決定をする積りである。しかし私は感じている。「面白いほど手元のカードが有効に回っている」のが嬉しい。今の浪速は神様のご加護で「何かを持たされている」のかも知れない。有難い話しだ。